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CrazyTalk 6で、IT系記者の才能は火を吹くか?

2010年02月25日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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魂があれば、ネットアニメの1つや2つ作れるはずだ

 「ぼくが動画を作っちゃってもいいのではないか?」

 シンガーソングライターに作曲家、イラストレーター、PV作家もいれば人型ロボットを作る技術者まで。ときに記者、ときに編集者としてネット時代の人気作家たちを取材していると、そんな不遜な思いにとらわれてしまうこともある。

 ……いや、分かってはいる。そこまで現実が見えていないわけではない。記者は映像制作に無縁な人間だ。好きな作曲家で、ネットに出てくる前に音楽をやっていなかった人はいない。それを知った上で言うのだが、そこを補ってくれるのがネットではないか。

目の前にはニコニコ動画、YouTubeというステージがあるのだ

 強引なのは承知だが、ネット時代に必要なのは、言うなれば魂なのではないか。

 表現を通じてだれかに思いを伝えなければいけないという切迫した感情が感動を呼ぶのではないか。それは恋や料理やパンクと同じではないか。表現とは魂の入れものなのだ。そこにどれだけの気持ちを込められるかが重要なのではないか――

AHS「CrazyTalk 6」。通常版は7980円で、上位版の「CrazyTalk 6 Pro」は1万4800円

 と、徹夜明けの頭でふらふらそんなことを考えていた冬のある朝、編集長からAHSの「CrazyTalk 6」(以下、親しみをこめて「CT6」と呼びたい)という「画像1枚から動画ができる」を売りにしたすさまじいソフトを紹介するように言われたのだ。

 いや紹介記事なのだから普通に書けばよかったのだが、もはや編集長の言葉が啓示にしか聞こえない。さらに当社の「電撃オンライン」編集部もCT6を使ったアニメを作っているらしい。そんなことを聞いたらもう、勢いに乗るしかないではないか。

 というわけで本記事では、実際に記者が作ってしまったソフトの紹介動画をさらしものにした上で、その作り方をわざわざ文章で説明するという恥の上塗り構造を採用した。非常に手づくり感あふれる完成度になっていることも付け加えておく。

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