ソニーから、エントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「α380」「α330」「α230」の3機種が6月25日に発売予定だ。それぞれ「α350」「α300」「α200」の後継機種にあたる。
最上位機種のα380は予想実売価格が8万5000円前後なのに対し、α330は6万5000円前後、α230は5万円前後と下位2機種はかなりお手ごろな価格帯だ(価格はすべてボディのみ)。そこで今回はα330とα230について、使用感や画質をレポートする。
最大の違いは背面液晶モニター
α330はライブビュー機能と上下方向に回転する可変液晶モニターが備わっているが、α230のモニターは固定式だ。撮像素子はα330、α230ともに有効1020万画素のCCDセンサーを採用する。なお、α380の有効画素数は1420万画素で、ライブビュー&可変液晶モニターを搭載する。
α330とα230は、可変液晶部分以外の本体デザインは共通。従来の「300」や「200」は平べったく横広なペンタプリズムが特徴的だったが、新機種はペンタプリズム周りとグリップ周りがちょっと鋭角的なデザインになり、他社のデジイチに近い印象となった。
ボディのサイズは、α330が幅128×奥行き71.4×高さ97mm、α230が幅128×奥行き67.5×高さ97mmとなっている。従来機種の「300」や「200」に比べると、幅が約2mm、奥行きが約3mm(230は約4mm)、高さが約1mmほど小型化されているが、昨今のエントリークラスのデジカメとしては少し厚みが気になるところ。
α330は可変液晶を備えるために厚みが増してしまうのは致し方ないが、非搭載のα230でも手に持ったときには厚みを感じてしまう。スペック的にはそれほど大きいわけではないが、全体的なデザインが丸みを帯びているせいか大きく感じる。
重さは本体のみでα330が約490g、α230が約450gとかなり軽い。ボディ内手ぶれ補正機能と撮像素子に付着したゴミや埃をふるい落とすアンチダスト機能は全機種で共通だ。