4Uで最大24コアのハイエンドモデル
HP ProLiant DL585 G6は、Opteron 8431(2.40GHz)を最大4基搭載できる4Uラックマウントサーバ。フロントアクセスが可能な2.5インチHDDベイが用意されており、「SFF(Small Form Factor)」タイプの2.5インチ ホットプラグ対応SASドライブを最大8台搭載できる(合計2TB)。日本HPの発表によると、従来の3.5インチドライブより消費電力が最大50%低減するという。
チップセットは、nVidia NForce Professional 2200/2050およびAMD-8132で、ネットワークは「NC371iマルチファンクションGigabitネットワークアダプター」を2基搭載する。メモリは、レジスタ付きPC2-6400 ECC DDR2-800メモリに対応し、最大メモリは256GB(8GB×32、4CPU搭載時)。
拡張スロットは、PCI-Express x8を3スロット(コネクタサイズはx16)、PCI-Express x4を4スロット(コネクタサイズはx8)、64ビット/100MHzのPCI-Xを2スロット搭載する。価格は、Opteron 8431×4基、16GBメモリ、ディスクレスの「539843-291」で233万1000円。
仮想化に適したブレードサーバ
HP ProLiant BL465c G6とProLiant BL495c G6は、10Uサイズの「c7000エンクロージャー」に最大16台収容可能なブレードサーバ。Opteron 2427もしくはOpteron 2435を最大2基搭載できるため、エンクロージャ全体で192コアの搭載が可能になる。チップセットはServerWorks HT-1000/HT-2100。
BL465c G6は、Opteron 2400番台搭載ブレードサーバの中では最下位となるモデルで、最大メモリは64GB(8GB×8)、2.5インチ ホットプラグ対応SAS/SATAドライブを2台搭載できる。ネットワークは、ギガビットEthernet×2。価格は、Opteron 2427×1、4GBメモリ、ディスクレスの「539794-B21」が25万6200円。
一方のBL495c G6は、ストレージにSSD(Solid State Drive)×2を採用し、最大メモリが128GB(8GB×16)、10GbE×2ポート(最大24ポート)を搭載する拡張性に優れたサーバだ。日本HPでは、大規模な仮想化プラットフォームに適した製品という。大容量メモリを搭載することで多くの仮想マシンの実行が可能で、それぞれにコアとNICを仮想マシンに割り当てるといった運用が行なえる。また、サーバ仮想化ソフトウェアを入れたUSBメモリからのブートといった使い方も想定するという。