ビジネスデータ分析の基本と進め方
ビジネスデータ分析は、企業や組織にあるビジネスデータを利用して、ビジネスに役立つ情報活用を行なうものです。その基本的な考え方と進め方を理解し、今日からExcelを利用してスタートします。
実務での悩み
「具体的なデータ分析の進め方がよくわからない」
「必要になるデータを、どう入手したらよいかわからない」
「Excelの使い方は知っているが、どのようなシーンでどう利用すればよいのかわからない」
ビジネスの多くの現場で、このような悩みはありませんか。
ビジネスデータ分析の基本をつかむ
ビジネスデータ分析は、サーバ上のデータベースやパソコンにある多量のビジネスデータを分析し、ビジネス活動に役立たせる情報活用のひとつです。
多量なデータリスト形式のデータを、いろいろな角度からL型マトリックス表に集計し、グラフ化して誰もがわかる形にデータの分析を行なうものです。
図 ビジネスデータ分析の基本
ビジネスデータ分析の流れと進め方
ビジネスデータ分析の具体的な流れと進め方は、次のようになります。
まず、基幹業務データを利用する場合は、複雑な業務データベースから、必要なデータ項目をデータリスト形式の表として取り出します。データウェアハウスなどでは、この形式でデータサーバ上にデータが取り出されています。
これらのデータリスト表をパソコンに取り込むか、ネットワークを介して直接サーバのデータを読みにいき、Excelのピボットテーブル機能を使っていろいろなL型マトリックス表に加工集計した後、グラフ化してデータ分析を行ないます。
データサーバのデータ以外に、パソコンに保存しているExcelデータや、個別に作成したアンケートデータなどのデータリスト表も利用できます。
図 ビジネスデータ分析の流れ
ここで重要なことは、データ分析の基となるデータが必ずデータリスト形式の表(小計や合計などの行がなく、列見出一行で構成されているもの)になっていることです。この形式の表であれば、L型マトリックス形式の表として自由な小計や合計に加工し、グラフ化することができます。
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