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初めてからの自転車生活 ― 第8回

自転車のルールと走り方と心構えと

2009年05月03日 12時00分更新

文● 樋山 淳

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 今回は自転車を一般道路で走る場合の基本的なルールを解説します。基本的にそれほど難しい話でもなく、当たり前のことを当たり前にこなすだけです。

 春になって、朝方などに結構な人がスポーツタイプの自転車で都内に向かっていますが、その中できちんとしたルールで自転車に乗っている人は、僕の見た範囲では全体の1/3程度でしょうか?

 ほとんどの人が、何らかの道路交通法違反をやっているといえます。特に、自転車を歩行者の仲間と勘違いしているのか、自転車が縦横無尽に歩道と車道を行き来していたり、車道を逆走したりと、危険この上ない状態です。

 本来なら、自転車の乗り方やルールを、小学生の時だけでなく、中学、高校ぐらいまで教えた方が、本人にも本人以外にも良いことなのですけど……。

改正された道路交通法と自転車

 平成19年7月に道路交通法が改正されました。その際、自転車の扱いも少々変わり、有り体にいえば余計面倒臭くなったといえます。ここでは、道路を自転車で走る上で必ず守らなければならないことを説明します。

道路交通法の改正にかかわる書類は、警察庁のホームページで見ることができます

 まず、車道、歩道での自転車の走り方は次のようになっています。

車道通行の原則

 道路交通法上、自転車は軽車両と位置付けられ、歩道と車道の区別があるところでは車道を通行するのが原則であり、車道の左側(車両通行帯のない道路では左側端)を通行しなければならない。

 著しく歩行者の通行を妨げることになる場合を除き、路側帯を通行することができるが、その場合は歩行者の通行を妨げないような速度と方法で通行しなければならない。

該当規定:道路交通法第17条第1項及び第4項、第18条第1項/第17条の2
罰則:3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金/2万円以下の罰金又は科料


 簡単にいえば、自転車は車道の左側を走り、歩道を走る場合は歩行者の妨げになってはならないということです。折衷案から出たかなり骨抜きな改正ですが、とはいえ自転車は軽車両であり、歩行者の仲間じゃないよ! っていうことを覚えておきましょう。

 また、改正前から原則的に交差点での通行は次のように道路交通法で決まっています。

交差点での通行

 信号機のある交差点では、信号に従わなければならない。「歩行者・自転車専用」と表示されている信号機のある場合は、その信号機の信号に従う。

該当規定:道路交通法第7条
罰則:3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金

 信号機のない交差点で、一時停止すべきことを示す標識等がある場合は、一時停止しなければならない。また、狭い道から広い道に出るときは、徐行しなければならない。

該当規定:道路交通法第43条、第36条第3項
罰則:3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金


 軽車両ということで、「信号機がある場合はそれに従わなければならない」っていうのが大きいところです。実は、これを知っているのに守らない人が大変多いのです。「自転車だから信号機なんて守らなくても良いじゃん」みたいな感じで、バンバン信号無視をし、バンバン歩行者の間をすり抜けていく自転車乗りが多く、下手すると邪魔だと思った歩行者に罵声を浴びせる人もいたりします。

 無論、信号無視をして人身事故なんて起こせば、間違いなく自転車側の過失になり、罰金だけでは済まなくなることもあるでしょう。

(次のページへ続く)

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