最大の特徴は録画機能
個人的に考えるREGZAの最大の利点は録画ができることだ。HDDを内蔵する「ZH7000」という機種もあるが、Z7000でも外付けHDDやNASに録画できる。むしろ、そちらのほうがお勧めだ。
現在、USBの外付けHDDは、(価格にバラつきがあるが)1TBの容量のものが1万円程度で購入できる。
一方で、1TBのHDDを搭載するBlu-ray ディスクレコーダーは20万円以上、DVDレコーダーでも約10万円する。BDメディアについても、片面1層(25GB)の20枚パックが約8000円程度であり、BDメディア500GB分よりも1TB HDDのほうが安くなりつつある。
録画した映像はREGZA以外では視聴できないという制約があるので、保存したい番組はレコーダーで録画したいが、ちょっと気になる番組をとりあえず録画しておく程度であればREGZAで録画するほうが安上がりだったりする。
テレビに録画機能が内蔵されている利点はもう1つある。操作性の良さだ。
最近の薄型テレビは、HDMIリンク機能によりレコーダーをテレビのリモコンで操作できるようになった。
それは、まるでレコーダーがテレビと合体したような感じに思えるが、各種設定など結局レコーダーのリモコンでしかできない操作も多く、テレビとレコーダーが別々の機材であることを意識せざるを得ない。
一方で、REGZAはテレビの1つの機能としてレコーダー機能があり、それはテレビのリモコン1つですべて完結する。複数のリモコンを使うより便利である。
次期モデルがどうなるのかは不明だが……
REGZAの新機種もそろそろ登場するはずで、これまでの機能を引き継ぎつつ、魅力的な最新機能が備わっているかもしれない。
なので旧REGZAが買いだとまでは言わないが、ひとつ言えるのは7000シリーズが完全に市場から消える日もそう遠くないこと。すでに大手量販店などでは入手が困難な状態にあるので、欲しいと思っている人は急いで購入したほうがいいだろう。