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LEDバックライトでコントラスト比は200万:1

W録ができる東芝の薄型テレビ「REGZA ZX」

2009年04月07日 17時31分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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発表会場の様子

発表会場の様子

 東芝の薄型テレビ「REGZA」の新モデルが、満を持して登場した。競合他社の新製品よりも1~2ヵ月ほど遅い製品投入だが、それだけに気合が入った機種となっている。


ついにLEDバックライト機種登場

「ZX8000」

「ZX8000」シリーズは、55V型ワイド(予想実売価格60万円前後、7月上旬発売)と46V型ワイド(同50万円前後、6月下旬発売)の2機種

 今回から新しいラインアップとなる「ZX8000」シリーズは、LEDバックライトを採用する。バックライトの明暗をエリアごとにに制御することで、ダイナミックコントラストが従来機(Z7000)の3万:1から200万:1に大幅アップした。

バックライト制御のために新しい基板を実装した(左)

バックライト制御のために新しい基板を実装した(左)

 すでにソニーやシャープなどからLEDバックライト制御型の液晶テレビが登場しているが、REGZAでは部分点灯するLEDバックライトの特性に合わせた映像処理を行なうことで、暗部ノイズを低減している。

左が新機種で右が従来機種

左が新機種で右が従来機種。前面の「フルHDクリアパネル」により、新機種のほうがクリアな映像に見える

 液晶パネル表面には外光、もしくはテレビからの映像(光)の乱反射を抑える「フルHDクリアパネル」を搭載。外光やテレビからの映像の拡散が抑えられ、結果的に明所コントラストが約30%向上した。

 液晶パネルは秒間120コマの倍速駆動に対応するが、バックライト制御により1コマあたり数パターン、部分的に黒色を挿入した(バックライトを消灯した)絵を生成する。

 これにより、各コマで視聴者の目がリセットされ、より残像感を感じない映像表示が可能となった。


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