東芝の薄型テレビ「REGZA」の新モデルが、満を持して登場した。競合他社の新製品よりも1~2ヵ月ほど遅い製品投入だが、それだけに気合が入った機種となっている。
ついにLEDバックライト機種登場
今回から新しいラインアップとなる「ZX8000」シリーズは、LEDバックライトを採用する。バックライトの明暗をエリアごとにに制御することで、ダイナミックコントラストが従来機(Z7000)の3万:1から200万:1に大幅アップした。
すでにソニーやシャープなどからLEDバックライト制御型の液晶テレビが登場しているが、REGZAでは部分点灯するLEDバックライトの特性に合わせた映像処理を行なうことで、暗部ノイズを低減している。
液晶パネル表面には外光、もしくはテレビからの映像(光)の乱反射を抑える「フルHDクリアパネル」を搭載。外光やテレビからの映像の拡散が抑えられ、結果的に明所コントラストが約30%向上した。
液晶パネルは秒間120コマの倍速駆動に対応するが、バックライト制御により1コマあたり数パターン、部分的に黒色を挿入した(バックライトを消灯した)絵を生成する。
これにより、各コマで視聴者の目がリセットされ、より残像感を感じない映像表示が可能となった。