iPhoneでMGSの世界観を広げる
MGSTの舞台は、2008年6月にプレイステーション3用ソフトとして発売した「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」の世界観や設定をそのまま持ち込んでいる。
シリーズ累計2650万本も販売する人気タイトルだが、生みの親小島氏は「コアなゲーマーには支持されているが、名前は知っているけどやったことはないという人も多い。今回はiPhoneでユーザーのすそ野を広げたかった」と新しいプラットフォームに進出した狙いを語る。
「まずiPhoneが液晶が大きく美しい。複数のタッチセンサーをうまく使ったことで誰でも手軽にMGSの世界観に触れてもらえる」(小島氏)
また、今回のiPhone/iPod touch版アプリのプロデューサー、渡邉靖予さんは「1面ごとにクリアしていく構成にしたことで、手軽にはまって思わず電車を乗り過ごしてしまうようなゲームにしたかった」と述べる。
筆者もダウンロードしてやってみたが、確かに1つのミッションを早ければ数分でクリアでき、ミッションごとにセーブできる親切設計。端末を立てると一時中断の画面に切り替わるので、電車に乗っている空き時間に遊ぶのにちょうどよいと感じた。
「今回は先行版ということで、最初に遊べるのは12ステージです。残りの8ステージの完全版はもう少し先にリリースする予定です。アプリ料金は900円で先行版を買ったユーザーは無料でアップデートできます」(渡邉氏)