前モデルのコンセプトを継承した佐藤可士和氏デザインの『N703iD』
YELLOWカラーの『N703iD』。目を惹くカラーリングとデザインが特徴 | 『N702iD』のデザインをよりこだわって深めたN703iD |
前モデル『N702iD』同様にデザイナー佐藤可士和(さとう かしわ)氏のデザインによる日本電気製の携帯電話機。N702iDのデザインをさらに深く追求し、ノイズとなる要素をそぎ落としている。FeliCa(フェリカ)対応でおサイフケータイとしてはFOMA最薄になるという。着信LEDや赤外線ポートを背面の黒いライン内に配置し、利用時のみに表示するなど、徹底したこだわりを見せている。そのほか、FOMA最長となる約700時間の連続待受時間と連続通話時間約210分を実現している(2007年1月15日現在、同社調べ)。
ヒンジなども改良され、サイドからの見栄えもよくなっているという | FOMA『N703iD』の各カラー。佐藤氏によればイエローボディの携帯電話は希少な存在だという |
- ディスプレー
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メイン:2.3インチ(240×345ドット)
サブ:2.1インチモノクロ有機EL(300×30ドット) - カメラ
- メイン:有効130万画素CMOS
- サブ:有効33万画素CMOS
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約210分
- 連続待受時間
- 約700時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅48×奥行き15.9×高さ96mm/約98g
- 本体カラー
- YELLOW、WHITE、NAVY、PINK
- 発売時期
- 1月26日(金)
女性の手にも扱いやすい丸みを帯びたデザイン『P703i』
オーソドックスな形状で持ちやすさを重視した『P703i』 | 女性ユーザー向けにメール機能の拡充を図っている |
キー部分を凸形状にすることで、爪が長い女性でも押しやすくした“WaveTileKey”を採用するパナソニックモバイルコミュニケーションズ製の携帯電話機。デコメ絵文字をジャンル別に分類して表示できたり、受信メール本文中のデコメ絵文字を一括して保存できるなどデコメール機能の使いやすさを追求している。そのほか、予測変換辞書の進化により辞書サイズが1.5倍の4.5MBになったほか、固有名詞のヒット率を向上させているという。また、Free*Talkがメールにも対応し、メールの内容に応じてそのときの気分をアニメーションで表示できるという。
展示スペースに置かれた『P703i』の各カラー | 大型キー“WaveTileKey”は中心部が盛り上がっている | プッシュオープンボタンも健在だ |
- ディスプレー
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メイン:2.2インチ(240×320ドット)
サブ:0.8インチモノクロ有機EL(96×25ドット) - カメラ
- メイン:有効130万画素CMOS
- サブ:有効11万画素CMOS
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約190分
- 連続待受時間
- 約640時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅49×奥行き21×高さ99mm/約109g
- 本体カラー
- ラメグラホワイト、ヘアラインブラック、ウェービーブルー
- 発売時期
- 2月予定
“90X”シリーズにも匹敵する高機能が魅力の『SH703i』
本体上部にメタリック加工が施された『SH703i』 | メガアプリ、おサイフケータイ、ミュージックプレーヤー、200万画素カメラなど充実した機能が特徴 |
本体表面のメタリックパネル内に白色有機ELを搭載する、ハーフメタリックデザインのスタイリッシュモデル。シャープ(株)製の携帯電話機で、2.4インチモバイルASV液晶パネル、おサイフケータイ機能などを搭載する。カメラは、703iシリーズ最高クラスとなる有効約200万画素のCMOSセンサーを搭載する。そのほか、メガアプリ、ミュージックプレーヤーも搭載し、まさにハイスペック703iと言えるモデルだ。
液晶背面は2トーンに塗り分けられる | キーボードはフラットな形状だ | 有機ELディスプレイを内蔵する液晶背面の上半分はハーフミラー構造 |
- ディスプレー
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メイン:2.4インチ(240×320ドット)
サブ:0.8インチモノクロ有機EL(96×39ドット) - カメラ
- メイン:有効200万画素CMOS
- サブ:有効11万画素CMOS
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約160分
- 連続待受時間
- 約500時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅49×奥行き17.9×高さ102mm/約105g
- 本体カラー
- Pink、White、Black
- 発売時期
- 2月予定
703iシリーズ最大の2.7インチワイド液晶パネルを搭載する『SO703i』
大型スクエアキーとステレオスピーカーを搭載する『SO703i』 | 端末の印象をガラリと変えるStyle-Upパネルを9種類用意する |
703iシリーズでは最大サイズとなる2.7インチワイド液晶パネル(240×432ドット)を搭載するソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製の携帯電話機。ソニー(株)の液晶テレビ“BRAVIA(ブラビア)”の高画質技術を応用した高画質エンジン“Reality MAX(リアリティー マックス)”を搭載する。デコメールの機能では、『SO902i』に搭載した“クロスデコパレット”を進化させて搭載し、3ステップで簡単にデコメが作れるという。そのほか、アロマシートを挟み込むことで9種類の香りとデザインを楽しめる背面パネル“Style-Upパネル with アロマシート”を用意する。
フラットなキー。液晶は縦長のワイドタイプ | 各色と取替え可能なStyle-Upパネルのラインナップ | サイドからみたFOMA『SO703i』 |
- ディスプレー
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メイン:2.7インチワイド(240×432ドット)
サブ:1.1インチモノクロ有機EL(128×36ドット) - カメラ
- メイン:有効200万画素
- サブ:有効11万画素
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約160分
- 連続待受時間
- 約600時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅47×奥行き18.4×高さ105mm/約104g
- 本体カラー
- Romantic Gold、Aqua White、Misty Black
- 発売時期
- 2月予定
“Direct&Smooth”コンセプトの2画面ケータイ『D800iDS』
本体上部と下部に液晶パネルをそれぞれ搭載する2画面ケータイ『D800iDS』 | 3種類の操作モードと文字入力モードを用意する | 2画面をふんだんに使ったゲームアプリなどもラインナップする |
三菱電機製の携帯電話機。名称の“DS”は“Direct&Smooth”操作からきている。携帯ゲーム機のように上下に2画面を備え、下の画面はタッチパネルになっている。タッチパネルには通常のテンキー、十字キーを表示する“10キーモード”のほか、“電話”“メール”“カメラ”ボタンといった必要な機能のみを表示する“3キーモード”、“iモード”“アプリ”などを加えて、普段よく使う機能までを表示する“6キーモード”を搭載する。2画面をフルに活用したゲームアプリなどもラインナップする予定という。また、日本語入力は通常のテンキーのように1ボタンに“あ行”、2ボタンに“か行”を割り当てる“5タッチ文字入力”のほか、50音表から文字を選び、そこから派生する文字を入力する“2タッチ文字入力”、タッチパネルで書いた文字をそのまま入力できる“手書き文字入力”を搭載する。
FOMA『D800iDS』を閉じたところと開いたところ | タッチパネル以外にも、いくつかボタンを配置している | 液晶が一段引っ込み、表面にタッチパネルが装備されている |
- ディスプレー
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メイン:2.2インチ(240×320ドット)
タッチパネル:2.2インチ(240×320ドット) - カメラ
- メイン:有効130万画素CMOS
- サブ:有効10万画素CMOS
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約170分
- 連続待受時間
- 約550時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅49×奥行き21×高さ106mm/約122g
- 本体カラー
- ホワイト、ブラック、シルバー
- 発売時期
- 2月予定
BRAVIAの高画質を実現したワンセグケータイ『SO903iTV』
3インチの大画面液晶パネルを搭載し、ワンセグの横置き視聴も可能 | 受信したワンセグ放送を録画できるほか、追いかけ再生もできる |
ワンセグ受信機能を搭載したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の携帯電話機。ソニーとソニー・エリクソンが共同開発した高画質技術“モバイルBRAVIAエンジン”を搭載。締まった黒の表現や色彩表現の改良、透明感と鮮鋭感が向上しているという。「モバイルBRAVIAエンジンを搭載し、“BRAVIAケータイ”と名付けられた端末はSO903iTVが世界初」(森氏)という。また、FOMAのワンセグケータイでは最薄となる19.5mmのスリムボディーも特徴(2007年1月15日現在、NTTドコモ調べ)。
“軸ずらし機構”として、液晶部分のヒンジに2軸の回転機構を搭載し、液晶部を裏返して横置きで見る場合に15度傾斜させて置くことができる。また、視聴に適した角度を持つ卓上ホルダーも用意される。
卓上ホルダーによって、見やすい角度で置くことができる | 軸ずらし機構によって、置いた状態でも斜めに立たせて視聴できる |
- ディスプレー
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メイン:3インチ(240×432ドット)
サブ:1.1インチモノクロ有機EL(36×128ドット) - カメラ
- メイン:有効200万画素CMOS
- サブ:有効11万画素CMOS
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約160分
- 連続待受時間
- 約600時間以上
- 本体サイズ/重さ
- 幅50×奥行き19.5×高さ111mm/約140g以下
- 本体カラー
- ブリリアントレッド、メタルブラック、ピュアホワイト
- 発売時期
- 6月予定
発表会後には、場所を代官山ヒルサイドテラスから、道路を隔てた代官山ヒルサイドフォーラムに移し、佐藤可士和氏によるN703iDのデザインコンセプトに関する説明が行なわれた。なお、このヒルサイドフォーラムでは、本日発表された10機種の展示を今月17日から28日まで、午前11時~午後18時の期間で開催するという。
『N703iD』のデザインコンセプターを務めた佐藤可士和氏 |
佐藤氏は、自身がデザインしたN703iDのデザインコンセプトについて、「N702iDで作り上げたデザインコンセプトをそのまま継承し、守るべきところは守り、変えるところは変えた“いさぎよいアップデート”」と説明した。「スクエアでフラットな部分に黒い液晶のラインがある明快なコンセプトであり、702iでやりたかったことを技術の進歩でアップデートさせている」と述べた。そのほか、N702iDの高さ98mm、厚さ18.7mmから、本モデルで高さ96mm、厚さ15.9mmとサイズダウンしているにもかかわらず、キーの大きさは大きくなっており、「技術の進化とデザインの見直しでよりパーフェクトな仕上がりになっている」と述べた。