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最新CPUを入手するならショップブランドPCがお手軽! ドスパラアキバ店に聞く「売れ筋はどれ?」

2006年08月30日 00時00分更新

文● 編集部

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ショップブランドPCで人気CPUを入手しよう!

Core 2 Duo
8月5日に深夜販売された“Core 2 Duo”シリーズ4モデル。人気は動作周波数2.4GHzの「E6600」

 5日深夜に販売開始されたインテルの新CPUである“Core 2 Duo”。発売とともに「E6700」、「E6600」といったハイエンドモデルはすぐに売り切れになってしまった。またお盆休みに入った発売翌週には各ショップに再度Core 2 Duoが入荷したものの、店員も「こんなに売れたのはみたことがない」というくらいの人気のため、即完売。今週に入り潤沢に出回ってきたため、入手困難ということはなくなったが、狂乱ともいうべき状態はしばらくは続くだろう。
 ダントツ売れ筋のモデルはなんといっても実売4万円台で購入できる動作周波数2.4GHzの「E6600」。お手頃感のある価格というほかに、クロックアップを狙うユーザーからも人気の的になっているようだ。

 近日登場といわれる“Merom”であるが、こちらも同様の事態が起きないとも限らない。自作ユーザーには憂慮すべき事態だ。
 ところで、最新のCPUを使った環境をすぐにでも使用したいというユーザーが簡単に入手する方法があるのをご存じだろうか。それは案外見落としがちなショップブランドPCだ。一般にショップに入荷するCPUはショップブランドPC用のものと店舗販売分の2つに分けられるが、売り切れが続出するのは店舗販売分。そのため、すぐさま最新CPUを搭載したPCを欲しいと考えているユーザーはショップブランドPCを購入するというのも手だろう。



今回取材に協力いただいたドスパラアキバ店。神田明神通りと中央通りの交差点近くに位置する店舗だ。1Fには同店のショップブランドPCが多く展示されている。デモ機も数多く用意されている

 ショップブランドPCの内部を見ればわかると思うが、使用しているパーツ類は一般に店頭で販売されているものばかり。メーカー製のPCと比べ、パーツの交換や強化、既存のPCからのパーツの流用など、自作ユーザーの選択の自由度は非常に高い。また、まだまだ存在するパーツの相性などの検査も事前に行っているため、「買ったが動かない」という自作ユーザーが陥りがちなトラブルも避けることができる。エンスー自作ユーザーではなく、それよりも一歩下がった位置でPCの拡張を楽しみたいというのならば、ショップブランドPCという選択は大いにアリと言えるだろう。

展示されているデモ機のケースはドスパラオリジナルのもの。サイドパネルを開けると、内部は店頭で販売されているパーツをふんだんに利用しているのがわかる

やはり人気はE6600搭載PC!

 店頭でも多数のBTOモデルを扱うドスパラアキバ店に現在の売れ筋を聞いてみたところ、「やはりE6600を搭載したPCですね。3Dゲームをしたいという人が購入していく傾向があります」と言って、同ショップの「Prime Galleria XG」を紹介してくれた。
 構成は“P965”チップセットを搭載したマザーボードに、Core 2 Duo E6600を搭載しており、デュアルチャンネルで2GBのメモリを装着。HDDはSerial ATA II対応の容量250GBを内蔵しており、光学ドライブはDVD±R DL/DVD-RAM対応、電源は容量550W、そしてビデオカードはnVIDIAの“GeForce 7900GTX”を使用するというものだ。そのほかケースはドスパラのオリジナルミドルタワーモデルを使用、キーボード/マウスをなどが付属して価格は20万9970円。新規にPCを購入するというのならば、この価格は納得のいくところだろう。
 「この構成は人気のMMORPGである『リネージュII』の動作保証を前提にしたものです。とにかくゲームをしたいという人はこのモデルを購入すれば間違いなしです」と言う。
 そのほかにも上記のモデルからCPUをCore 2 Duo E6400に変更し、ビデオカードを“GeForce 7600GT”に、メモリを512MB×2にした下位モデル「Prime Galleria HG Y01」などもラインナップ。価格は13万4980円とかなり手を出しやすい価格となっている。とりあえず新世代のCPUで新たにPCを欲しいと考えているユーザーならば問題はないはずだ。

売れ筋となっている「Core 2 Duo E6600」を搭載した「Prime Galleria XG」。店頭にはその製品が展示されていたため、指をさしてポーズしてもらった

 もちろん同店はインテル製品だけを扱っているのではない。AMDのAthlon 64/X2を搭載したモデルも販売している。AMDのCPUを搭載したモデルで人気になっているのは「Prime Galleria64 SLI」だ。CPUには「Athlon 64 X2 3800+」を使用。使用するマザーボードはチップセットに“nForce590 SLI”を搭載した製品で、メモリ1GB、容量250GBのHDD、DVD±R DL対応ドライブを内蔵するというスペック。価格は15万9980円。そのほかにもCore DuoやTurion 64を搭載したノートPCベアボーンも取り扱っている。

Prime A Gallaria64 MF ノートPCベアボーン
もちろんAMDの製品も人気となっている。写真の展示機は「Athlon 64 3500+」を搭載したバリューモデル「Prime A Gallaria64 MF」。価格は9万9980円と購入しやすい価格帯となっている。入門者にはうってつけの製品だろうノートPCベアボーンもショップ独自の構成にしているところが多い。同店ではCore DuoやTurion 64といったCPUを搭載したBTOモデルを販売している

納期や構成には注意!  比較検討も必要!

 さて、ショップブランドPCを購入する際に気をつけなければならないことが2つある。まずは納期だ。ショップの中にはオーダーを取ってからユーザーの手元に商品が届くまで時間がかかるところがある。人気のCPUやビデオカードを使用するモデルの場合は1週間以上かかる場合もあり、すぐにでも入手したいという人にとってはやや不満もたまるところであろう。これらはショップによりけりなのだが、ドスパラアキバ店では納期がひと目でわかるように価格表とともに表示されている。「すぐに欲しい」という欲求を満たすか、それとも時間はかかっても本当に欲しいスペックを満たす方向で購入するかは、店員との相談の上、天秤にかけるほうがいい。もちろんもっとも数が出るという価格帯の製品はあらかじめ在庫がある場合もあり、同店では“即納モデル”ということで多くのバリエーションモデルが店頭に積み上げられている。もし欲しい構成に近いものがあれば、そういった製品を購入するのもいいだろう。

ショップブランドPCの場合、納期が重要。長く待たされてしまうのならば異なる構成のものを選択することも必要だろう。同店では店頭在庫をすぐに持って帰ることのできる“即納モデル”(右写真)も用意している

 もう1つはスペックだ。ショップブランドPCの場合、店頭では簡単なスペックが掲載されているだけで、横並びで比較しづらいということが多々ある。あらかじめウェブサイトなどで販売されているモデルを確認しておくという方法もあるが、得てして店頭で実際に製品を見てみるとどれがどれだか分からなくなってしまい、迷ってしまうという人も多い。そういう時には必ず店員と相談して、自分の納得いくものを選ぶようにしてもらいたい。幸い同店にはスペックの比較表が掲げられており、ひと目で差異が分かるようになっている。ショップブランドPCを選ぶ際には、購入後の満足感を得るためにも、こういったちょっと気の利いたディスプレイをしているところで購入するということも重要なのだ。

 
ドスパラアキバ店の特徴は、横並びで価格とスペック、納期などを比較できるところ。まずはじっくりと見てみるのが重要だ

 このようにショップブランドPCには1からPCを作り上げる手間が不要な上、パーツ同士の相性の確認や保証期間が設けられている。最新のCPUを快適に使いたいと考えるなら、ショップブランドPCに目を向けるのも賢い選択だと言えるのではないだろうか。

メディア
なお同店ではメディアも数多く扱っている。今の狙い目は容量512MBのミニSDカード!秋葉原のショップには珍しく9月から外国人のスタッフが外国人のお客さんに対応するというサービスも開始する。英語、ポルトガル語などが可能という
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