(株)アルプス社は28日、次世代地図サービスの可能性を提案する実験サイト“ALPSLAB(アルプスラボ)”において、ユーザーとともに次世代の地図デザインを考えるプロジェクト“ALPSLAB design(アルプスラボデザイン)”(β版)を同日付けで公開すると発表した。
“ALPSLAB design” |
同社では、“使いやすく見やすい地図”を第一に考えて地図デザインに力を入れてきたといい、現在は多様化する地図の利用シーンや利用者の趣向に対応できる次世代地図デザインの創造を目指して研究開発を行なっている。今回公開した“ALPSLAB design”は、その目的を具体化するための試みの一つで、ウェブ上でテーマに沿った地図デザインを提案し、ユーザーからのフィードバックを受けながら、次世代地図デザインについて考えるプロジェクトであるという。
地図デザインは現時点で8種類が用意されている |
“ALPSLAB design”では、ベクトル形式の地図データを採用し、地図デザインの切り替えや、地図情報の表示/非表示の切り替え、地図の回転など、ユーザーが簡単に地図をデザインできる機能を提供しており、地図に表示する情報(鉄道/道路/施設名など)も自由に選択できる。地図の表示方位(北を上、北を右など)の指定も可能。デザインした地図は、表示サイズ、あるいはA4/A3サイズのPDF形式でダウンロードすることができる。
地図デザインをユーザーが評価できる |
また、地図デザインに対して“良い・悪い”の評価を行なうこともでき、評価の高い順にランキング表示されるようになっている。同社では今後、地図デザインの種類を増やすとともに、ユーザーが簡単に地図をデザインしてウェブサイト上で公開できる機能を提供したいと考えているという。