ソフォス、企業向け統合セキュリティーソリューションを提供開始

2006年06月07日 17時09分更新

文● 編集部飯塚岳史

ソフォス（株）は7日、都内･大手町のサンケイプラザに報道関係者を集め、企業向け統合セキュリティーソリューション“ソフォスエンドポイントセキュリティ”を発表した。このソリューションには、ウイルス対策ソフト『Sophos Anti-Virus for Windows Version 6.0』(以下、Sophos Anti-Virus）、ファイヤーウォールソフト『Sophos Client Firewall 1.0』（以下、Sophos Client Firewall）が含まれる。提供開始は本日からで、価格は47万6000円（1年間のライセンス契約）。

発表会には、ソフォス（株）代表取締役社長のアラン･ブロデリック（Alan Broderick）氏、営業･企画本部長の牛込秀樹氏が出席し、製品に関する説明を行なった。


代表取締役社長のアラン・ブロデリック氏		営業･企画本部長の牛込秀樹氏

“ソフォスエンドポイントセキュリティ”は、ウイルス対策ソフト『Sophos Anti-virus』とファイヤーウォールソフト『Sophos Client Firewall』の2つのソフトを、管理アプリケーション『Sophos Enterprise Console 2.0』を用いて、1ヵ所で多数のクライアントを集中管理できるようにするセキュリティーソリューション。2つのセキュリティーソフトを集中管理することで、分散されたセキュリティー環境よりもコストを削減できる。『Sophos Enterprise Console 2.0』の主な機能として、ネットワーク内の各クライアントの状態をリアルタイムで把握できる“Sophos smart Views”を搭載。“警告を発したコンピューター”の表示、“最新版のないコンピューター”のみを表示したり、例外の状態となったクライアントのみを表示し、簡単に管理できる。


『Sophos Enterprise Console』での管理画面。各クライアントのファイヤーウォールの状態などが一覧できる

ウイルス対策ソフト『Sophos Anti-Virus』は、ウイルス/トロイの木馬/ワーム/スパイウェアといった悪意のあるソフトを検出、駆除するウイルス対策ソフト。また、アドウェアやPUA（Potentially Unwanted Application：不要と思われるファイル）を検出し、動作の許可、削除を選択できる。

Sophos Anti-Virusの主な機能: ウイルス、スパイウェア、アドウェア、PUAの統合検知、削除; エンドユーザー隔離エリア機能の強化; Genotype（遺伝子型）テクノロジー（未知のウイルスの検知）; Decision Cashingによる性能の最適化

ファイヤーウォールソフト『Sophos Client Firewall』は、ステルステクノロジーを搭載し、IPアドレスやMACアドレスを外部から見えなくして不正侵入を阻止できるほか、アプリケーションによる通信パケットをリアルタイムで監視、ブロックできる。『Sophos Enterprise Console 2.0』で管理することで、グループにまたがるセキュリティーポリシーの集中管理などが可能だ。