(株)ニコンは1日、プロ向けのデジタル一眼レフカメラ『ニコンD2Xs』を29日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は50万円前後。ニコンカメラ販売(株)が販売する。
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『ニコンD2Xs』 |
『ニコンD2Xs』は、有効1240万画素のCMOSセンサー(ニコンDXフォーマット)を搭載し、大容量バッテリー『EN-EL4a』(2500mAh)で約3800枚の撮影を行なえるのが特徴。最大解像度で毎秒5枚の撮影が行なえる。CMOSセンサーの中央部(680万画素)を切り取って毎秒8枚の高速撮影を行なう“クロップ高速”も選択でき、38枚の連続撮影が可能。クロップ高速ではファインダーも視野の撮影範囲外が液晶で半透過になるようになっている。起動時間は約0.2秒で、レリーズタイムラグはレンズ交換式一眼レフで世界最短という約37ms。
最大記録解像度は4288×2848画素で、記録フォーマットはExif 2.21/DCF 2.0準拠/DPOF対応で、JPEG/8bitRGB-TIFF/12bitRAWをサポートする。画像をカメラ内でトリミング編集することも可能。記録メディアはCF Type I/IIとマイクロドライブを利用できる。本体はマグネシウム合金製で、接合部にはシール材、可動部には特殊形状シール材を採用し、防滴/防塵性能を持たせている。レンズマウントはニコンFマウント(AFカップリング/AF接点付き)を採用。モニター用に視野角が水平/垂直170度の2.5インチ液晶ディスプレー(約23万画素)を搭載する。本体サイズは幅157.5×奥行き85.5×高さ1495mm、重量は約1070g。インターフェースはUSB 2.0、GPS(D-Sub15ピン)。
そのほか、別売の『画像真正性検証ソフトウェア』に対応しており、“画像真正性検証機能”をONにすると、撮影後のデジタル画像(NEF/JPEG/TIFF)に加工や編集などが加えられていないか、画像部と情報部に分けて確認できるという。