(株)日本レジストリサービス(JPRS)は15日、JPドメイン名の登録管理業務に関する年次報告書“JPドメイン名レジストリレポート2005”を同日付けで公開した。
同レポートは、同社が2005年度に行なった取り組みについてまとめたもので、特に注力した“JP DNSの信頼性・安定性向上のための取り組み”や“日本語JPドメイン名の利用環境整備と普及のための取り組み”が紹介されている。具体的な内容は、信頼性・安定性向上では、JPRSから該当する登録者への連絡(8月)や不適切なDNSサーバー設定の削除の決定(12月)などが、また、利用環境整備と普及に関しては、“人名辞典.jp”サイトの開設(1月)や“駅街ガイド.jp”サービスの提供(12月)など。
同社では、JPドメイン名の累計登録数が1日現在で80万件を超えており、日本語JPドメイン名もJPドメイン名全体の約15%となったとしており、世界で248あるccTLD(国別ドメイン名)の国際化ドメイン名でも世界2位となっているという(同社調べ)。
2006年度について同社では、ウェブブラウザー『Internet Explorer』が国際化ドメイン名に対応予定であることから、日本語JPドメイン名のさらなる普及活動に力を入れるとしている。