このページの本文へ

2006年春パソコンを振り返る――ノートパソコン編

2006年春パソコンを振り返る――ノートパソコン編

2006年02月13日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

軽量級ノートパソコン
一挙ラインナップ

 ノートパソコン、特に毎日持ち歩くモバイルノートパソコンでは、その重量が機種選定の大きな“ウェイト”を占めることは間違いない。そこで、最初のキーワードとして1kg台前半(1.5kg以下)の“軽量級ノートパソコン”を選択してみた。

 実際に調べてみると、1.5kgをはるかに下回るノートパソコンが、この春モデルでは意外に多い。そこで、軽いほうから順番に並べてみたのが次のリストだ。

  1. 富士通 FMV-BIBLO LOOX P(タブレットPC) 約990g
  2. 松下電器産業 Let'snote R4 約999g
  3. 日本電気 LaVie J 約1.066kg
  4. レノボ・ジャパン ThinkPad X60s 1.16kg(CTOモデル最軽量時)~
  5. 松下電器産業 Let'snote W4 約1199g
  6. ソニー VAIO type T 約1.25kg
  7. 松下電器産業 Let'snote T4 約1260g(軽量バッテリー装着時は約1040g)
  8. 富士通 FMV-BIBLO LOOX T 約1.27kg
  9. 東芝 dynabook SS SX 約1.29kg
  10. 日本電気 LaVie G タイプJ(アドバンスト) 約1.38kg
  11. レノボ・ジャパン ThinkPad X60 1.44kg~

 1kgを切るのは富士通の「FMV-BIBLO LOOX P」と松下電器産業の「Let'snote R4」の2機種。Let'snote R4は軽量ノートパソコンとしてレギュラーとも言うべき存在だが、FMV-BIBLO LOOX PはコンバーチブルタイプのタブレットPCでありながら、通常のノートパソコンを抑えて最軽量ノートパソコンというのだから、驚きだ。ただし、液晶ディスプレーの解像度がWSVGA(1024×600ドット)で、PCカードスロットがないなど、小型軽量さを追及した分、仕様面で制約がある点にも注意が必要だ。

約990gで堂々の最軽量ノートパソコンの座を射止めた「FMV-BIBLO LOOX P」

 このほか、現時点で詳細な仕様は判明していないものの、レノボ・ジャパンの「ThinkPad X60s」はCTO(カスタム・トゥ・オーダー)で選んだ場合の最軽量モデルが1.16kg。Intel Core Duo搭載ノートパソコンとしてはずば抜けた軽さといえるだろう。

ここでは、軽量級ノートパソコンの上位3機種について、詳細なスペックを振り返ってみよう。

富士通/FMV-BIBLO LOOX P

型番
FMVLP70R
CPU
超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz
チップセット
インテル915GMS Express
メモリー
512MB(PC2-3200対応DDR2 SDRAM)/最大1GB
液晶ディスプレー
8.9インチワイドFLバックライト付きTFT液晶ディスプレー(タッチパネル式)
表示解像度
1024×600ドット
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約30GB
光ドライブ
CD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ(外付け)
TV機能
オプション
拡張スロット
CF TypeII×1、SDメモリーカードスロット
通信
IEEE 802.11a/b/g準拠無線LAN、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.92対応56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×2、アナログRGB出力、オーディオ入出力
バッテリー駆動時間
約4時間(内蔵バッテリパック)/約8時間(内蔵バッテリパック(L))
本体サイズ
幅232×奥行き167×高さ34.5mm
重量
約990g(内蔵バッテリパック)/約1.16kg(内蔵バッテリパック(L))
OS
Windows XP Tablet PC Edition 2005
予想実売価格
23万円前後
出荷開始時期
発売中


松下電器産業/Let'snote R4

軽量ボディーに耐100kg級のタフさ(堅牢性)を兼ね備えた「Let'snote R4」
型番
CF-R4JW4AXR
CPU
超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz
チップセット
インテル915GMS Express
メモリー
512MB(PC2-3200対応DDR2 SDRAM)/最大1GB
液晶ディスプレー
10.4インチTFT液晶ディスプレー
表示解像度
1024×768ドット
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約60GB
光ドライブ
オプション
TV機能
オプション
拡張スロット
PCカードスロット TypeII×1、SDメモリーカードスロット
通信
IEEE 802.11a/b/g準拠無線LAN、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×2、アナログRGB出力、オーディオ入出力
バッテリー駆動時間
約9時間
本体サイズ
幅229×奥行き183.5×高さ41.6(最薄部24.2)mm
重量
約999g
OS
Windows XP Professional SP2
予想実売価格
20万円前後
出荷開始時期
2月10日発売


日本電気/LaVie J

ボンネット(凹凸)形状の外装で堅牢性を高めた「LaVie J」
型番
PC-LJ700EE
CPU
超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz
チップセット
インテル855GME
メモリー
512MB(PC2700対応DDR SDRAM)/最大1.25GB
液晶ディスプレー
12.1インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレー
表示解像度
1024×768ドット
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約80GB
光ドライブ
オプション
TV機能
オプション
拡張スロット
PCカードスロット TypeII×1
通信
IEEE 802.11a/b/g準拠(Super AG&XR対応)無線LAN、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×3、アナログRGB出力、オーディオ入出力
バッテリー駆動時間
約6時間
本体サイズ
幅270×奥行き217×高さ37.2(最薄部26.2)mm
重量
約1066g
OS
Windows XP Professional SP2
予想実売価格
20万円前後
出荷開始時期
発売中


上記以外の各社の軽量級モバイルノートパソコン

第3世代ThinkPadと称される、Intel Core Duo搭載のレノボ・ジャパン「ThinkPad X60s」
ソニーの「VAIO type T」のVOM(VAIO OWNER MADE)モデルでは、カラーバリエーションが豊富に用意されている。写真は春の新色“カッパー”
東芝の「dynabook SS SX」は最薄部で1cm未満と薄さを誇る
日本電気の直販サイト“NEC Direct”では、2つの“LaVie G タイプJ”がある。こちらは性能重視の「LaVie G タイプJ(アドバンスト)」で、店頭では販売されない直販専用モデルだ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン