約2000曲の楽曲データを持ち歩ける“MUSIC-HDD”『W41T』
MUSIC-HDD W41Tは、折り畳み型デザインの携帯電話機で、国内向けの携帯電話機としては初めてHDDを搭載するのが最大の特徴だ。4GBの0.85インチHDDには、約2000曲の楽曲データを保存できる(HE-AAC48kbps、1曲4分/1.5MBでの換算)という。
本体にはHDDに加えてフラッシュメモリーが搭載されており、端末側ではHDDを外部記憶メディアとして認識して、楽曲データのほか写真/ムービーなどのデータを記録できる。フラッシュメモリーは、容量50MBの“データフォルダー”にHDDと同様の各種データが記録できるほか、Eメール送信BOX(約1MB/400件保存可能)、Eメール受信BOX(約2.25MB/900件)を設けている。フラッシュメモリーのデータフォルダーに記録した写真やムービーは、HDDにバックアップすることが可能。W41TはUSBマスストレージクラスにも対応しており、パソコンの外部記憶装置として使用可能だが、パソコンからアクセスできる領域は512MBまでとなる。
『W41T』。左から“アンビエントホワイト”“ビートブラック”“フィーチャーグリーン” | ツートーンカラーの配色を採用し、数字キーの縁にもアクセントとして色を配するなどこだわりが見える |
ミュージックプレーヤーとしての使い勝手に配慮し、本体の液晶パネル背面には、閉じたままでも音楽の再生・停止や前曲や次曲への移動といった操作が可能な、“静電パッドキー”を装備する。またBluetooth 1.1に対応するだけでなく、業界団体のBluetooth SIGが策定した音楽プロファイル“A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)”を独自に拡張したプロファイルを搭載。今後発売予定の、独自拡張プロファイルに対応したスピーカーシステムやイヤフォンなどを使用して、高音質のままワイヤレスでW41TのHDDに記録した音楽を聞くことが可能という。
今回発表されたほかの6機種同様、音楽管理ソフトau Music Portを同梱する。対応OSはWindows XPのみ。また、W41TにはUSB接続機能を備えたクレードルが同梱されているが、本体をクレードルに置けば、パソコン側でau Music Portが自動的に起動して楽曲データのバックアップを行なうことが可能だ。
内蔵HDDは容量4GB。データの保存先としてデータフォルダーのフラッシュメモリー(50MB)とHDDのどちらかを選択して使用する。写真では約3.4GBの容量とされているが、これはパソコンで活用できるUSBメモリー用として512MB分の領域が別に用意されているため | メインディスプレー背面の青く光る部分は静電パッドキーで、端末を閉じたまま曲の再生・停止や曲送りなどの操作が可能だ |
そのほか、デジタルカメラ機能は有効323万画素CCDセンサーで、最大記録解像度は1600×1200ドット。東芝製の3Dグラフィックスチップ“T4G”を搭載。本体メモリには電子辞書“辞スパ”が収録されている。
厚さは28mmと少々大柄。液晶側側面には静電パッドキーでの操作をロックするスイッチが搭載されている |
- ディスプレー
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約2.4インチTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
サブ:モノクロ液晶ディスプレー(160×33ドット) - カメラ
- 有効323万画素CCDセンサー
- HDD
- 0.85インチ4GB(USBマスストレージ領域512MB)
- 入力機能
- Mobile Rupo
- 連続通話時間
- 約210分
- 連続待受時間
- 約280時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅50×奥行き28×高さ106mm/約157g
- 対応する主なEZweb関連サービス
- au LISTEN MOBILE SERVICE、EZムービー、ムービーメール、EZ「着うたフル」、EZ「着うた」(ハイクオリティステレオ) 、EZ「着うた」、EZ「待ちうた」、EZブック、EZナビウォーク(声de入力)、EZアプリ(BREW)、EZチャンネル、EZ FM、Hello Messenger
- 本体カラー
- フィーチャーグリーン、ビートブラック、アンビエントホワイト
- 発売時期
- 2月上旬
- 価格
- オープンプライス(編集部予想実売価格は2万円台)