このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

【Macworld Expo 2006 Vol.2】スティーブ・ジョブズの基調講演をじっくり振り返る(前編)

2006年01月11日 22時44分更新

文● 林 信行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iLifeといえば、これら4つにiTunesを加えた計5アプリケーションだったが、今回、これに加わる6つ目の"iWeb"が発表された。

iWebはBlogやPodcast、PhotocastといったあらゆるWebページをドラッグ&ドロップだけの簡単な操作で作ることができる。

アップル製のデザインテンプレート、iLifeの音楽、写真、動画を簡単に呼び出せるiLife Media Browser、オンラインフォトアルバムの作成機能(AJAXを使って、前後の写真を簡単に呼び出せる)、BlogやPodcast配信のページをつくる機能、そして「Publish」と書かれたボタンをクリックするだけで、用意したコンテンツを「.Mac」経由で簡単にWeb出版できる「One-click Publishing」機能などが用意されている。

iweb1 iweb2 iweb3
簡単で美しいウェブページを作ることができる、とiWebの特徴をプレゼンするジョブズ豊富なテンプレートが用意されており、Blog的なページを作るのも手間がかからないiPhotoなどiLifeアプリとの連携はじつにスムーズ。すぐにデータを呼び出せる

アップルはこのiLife '06のパッケージを一新したのに合わせて、同ツールをさらに便利にする".mac"のパッケージも刷新した。ジョブズは現在、.macの会員が100万人であることを明かしつつ、続いて基調講演のスライド表示にも使っているiWork '06を簡単に紹介。3Dのグラフ機能の追加/画像編集機能の強化/反射効果の追加/多角形の描画やマスキング機能/計算機能付きの表組機能/新しいテーマやテンプレートの追加、などが新機能として挙げられた。これらの改良点はKeynoteとPagesのどちらでも共通しているということだ。

iLife '06やiWorkの価格は8800円。同じ家庭内にある5台までのパソコンにインストールできるファミリーパック(1万800円)もある。

アップルは同時にWorld MusicをフィーチャーしたJam Pack(Garage Band用音源集)も発表した(1万800円)。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン