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デジタル放送録画モデルを大幅拡充!――ソニー、2006年春モデルのVAIOデスクトップパソコン新製品を発表

2006年01月06日 14時59分更新

文● 編集部 小西利明

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VAIO type M新製品は、3色のカラーバリエーションがラインナップ。左からシャイニーピンク、フロスティシルバー、スカイブルー
VAIO type M新製品は、3色のカラーバリエーションがラインナップ。左からシャイニーピンク、フロスティシルバー、スカイブルー

パーソナルユース重視のコンパクトな一体型パソコン“VAIO type M”シリーズは、新製品ではハードウェア性能が若干強化されたほか、春をイメージさせる爽やかな色合いの3色のカラーバリエーションがラインナップされた。

VAIO type Mの主なスペック

VGC-M54B/S、/L、/P
Celeron-2.80GHz/メモリー 512MB/SiS661FXチップセット内蔵グラフィックス/300GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログ放送チューナー内蔵/15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
17万円前後/14日発売予定
VGC-M34B/S
Celeron-2.80GHz/メモリー 512MB/SiS661FXチップセット内蔵グラフィックス/250GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
15万5000円前後/14日発売予定

type Mで1番の特徴は、一体型ながらコンパクトに設計されている点にある。15.4インチワイド液晶ディスプレーを搭載する本体は、キーボードを液晶側に折りたたむと、幅約482×奥行き約205×高さ約279mm(液晶最大傾斜時)となる。20cm程度の奥行きがあれば設置できるので、設置面積だけならノートパソコン並みだ。重量も約9kgと、一体型パソコンとしては軽い。上位モデルの『VGC-M54B/S』はアナログTVチューナーも内蔵しており、アナログ地上波の視聴/録画が可能である。デジタル放送やアナログ2番組同時録画には対応しない。

カラーバリエーションが豊富な点も、type Mの特徴である。春の新製品では前述の写真のように、フロスティシルバー(M54B/S、M34B/S)、スカイブルー(M54/L)、シャイニーピンク(M54B/P)の3色が用意された。いずれも爽やかな明るい色合いで、春の新製品らしいカラーリングとなっている。

ハードウェアの基本仕様は、1年ほど前に登場した機種から大きな変更なく受け継がれている。CPUにはCeleron-2.80GHzを搭載するほか、チップセットにはグラフィックス機能を内蔵するSiS661FXを搭載。メモリーは標準で512MBを内蔵する。春の新製品ではHDD容量がM54Bシリーズで300GB、下位機種の『VGC-M34B/S』では250GBと、それぞれ旧機種の同価格帯製品と比べて50GB増量された。光ディスクドライブも、DVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブに変更された。またtype Mはデジタルジュークボックス的な音楽再生用途を重視した製品で、低音の再現力に優れる“ダイナミクス・ウーファー”を内蔵する点も、従来機種から引き継いだ特徴となっている。

予想実売価格はVGC-M54B/S、/L、/Pが17万円前後、M34B/Sが15万5000円前後と安価になっている。またVOMモデルの『VGC-M74』は、M54BをベースにCPUにモバイルPentium 4 538-3.20GHzを搭載した構成となっている。予想実売価格は約17万円前後。

録画済みデジタル放送番組の再生に対応!
ルームリンク『VGP-MR200』

VAIOで録画したデジタル放送番組を、ネットワーク経由で再生できる新ルームリンク『VGP-MR200』
VAIOで録画したデジタル放送番組を、ネットワーク経由で再生できる新ルームリンク『VGP-MR200』

デジタル放送対応モデルの拡充を受けて、ネットワークメディアプレーヤー“ルームリンク”にも、デジタル放送対応の新製品『VGP-MR200』(以下MR200)が登場した。

ルームリンクとは、VAIO内に蓄積された動画や静止画、音楽を、ネットワーク経由でTV上で楽しむことができる周辺機器である。新製品のMR200は著作権保護されたコンテンツをLAN上でデジタル伝送する標準規格“DTCP-IP”に対応。これによりMR200とデジタル放送録画対応のVAIOデスクトップパソコンを組み合わせると、VAIO側で録画したアナログ放送番組やハイビジョン品質のデジタル放送番組をMR200側に配信して、MR200をつないだ大画面TVで楽しむことができる。映像のデコードはMR200内のデコーダーで行なう。春モデルのVAIOには、メディアサーバーとなるソフト『VAIO Media 5.0』がプレインストールされており、全機種がMR200にコンテンツを配信することが可能である。

またMR200は、パソコンやデジタルAV機器の相互接続仕様を定めた“DLNAガイドライン”にも対応を予定している。DLNAガイドライン対応の他社製AV家電やパソコンともネットワーク経由で接続が可能になり、それらに蓄積されたコンテンツをMR200が接続されたTVで楽しめるようにもなる。さらにWindows XP搭載パソコンをメディアサーバーとする、マイクロソフト(株)の“Windows Media Connect”との連携にも対応しており、Windows XPパソコン内にある著作権保護された映像コンテンツ(Windows Media DRM10使用コンテンツ)を、MR200側に配信して楽しむことも可能だ。

MR200は有線LAN(100BASE-TX)とIEEE 802.11b/g 無線LANの2種類のネットワークインターフェースを備える。ハイビジョン品質の映像配信には、有線LANによる接続が必要となっている。映像出力端子側には、Sビデオ出力とコンポジットビデオ出力、さらにD3映像出力端子が用意されている。また光デジタルオーディオ出力端子も搭載している。

MR200の価格はオープンプライス。予想実売価格は2万5000円前後と想定されている。発売日は未定だが、近日発売と告知されている。

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