AH-K3001Vの後継、WX310K
左から“ビターオレンジ”“ノーブルピンク”“シルバー”。サブディスプレー周りにはヘアライン風の加工が施されている |
Operaを搭載した“京ぽん”こと『AH-K3001V』の開発元である京セラは、AH-K3001Vについて“ウィルコム定額プラン”との組み合わせで市場から高い評価を受けたと自賛。AH-K3001Vの後継として、更なる機能と性能の向上を図りリリースするのがこのWX310Kと、後述のWX300Kだ。
折り畳み型デザインのWX310Kは、今回の新機種で唯一、Bluetooth 1.2の通信機能に対応しているのが特徴。有効130万画素のCMOSセンサーを搭載するほか、USBマスストレージクラスに対応し、パソコンとUSBケーブルで接続することでWX310KのminiSDカードを外部メモリーとして利用できる。
また、インターネットサイトの閲覧時にFlashコンテンツの再生が可能になる『Flashプレイヤー』など、5種類のアプリケーションソフトを用意。5種類のうちFlashプレイヤー、Excel/Wordなどのファイル閲覧ソフト『Picsel Viwer』、MPEG-4動画の撮影/再生/メール送信ソフト『ムービー』は、ライセンスキーの購入によって使用可能となる。miniSDカードに保存したMP3/ATRAC3形式の音楽データが再生できる『ミュージックプレイヤー』はソフトのダウンロードとライセンスキーの購入によって、使用可能になる。また、QRコードの読み取りができる『QRコードリーダー』は無料のライセンスキーをダウンロードすれば使用可能となる。これらの価格は、発売前に京セラのホームページで公開される。
- ディスプレー
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メイン:約2.4インチ半透過型TFT液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
サブ:モノクロ液晶ディスプレー - カメラ
- 有効130万画素CMOSセンサー
- 外部メモリー
- miniSDカード
- 連続通話時間
- 約5時間
- 連続待受時間
- 約500時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅50.5×奥行き24×高さ100mm(折りたたみ時、突起部を除く)/約123g
- 本体カラー
- シルバー、ビターオレンジ、ノーブルピンク
- 発売時期
- 2005年11月下旬
- 価格
- オープンプライス(編集部予想実売価格は2万円~3万円)
130万画素カメラ搭載でJava対応のWX310SA
左から“プログレッシブレッド”、“シルバーミスト” |
折り畳み型のWX310SAは、Javaに対応するほか、Excel/Word等のファイルの閲覧が可能なアプリケーション『ドキュメントビューワー』を搭載。130万画素CMOSセンサーは、接写モード(マクロ)機能を備え、QRコードの読み取りに対応している。ICレコーダ機能はAMRコーデックに対応し、128MBのminiSDメモリーカードを保存メディアに使用した場合、最大20時間の録音が可能となっている。
- ディスプレー
- 約2.4インチTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
- カメラ
- 有効130万画素CMOSセンサー
- 外部メモリー
- miniSDカード
- 連続通話時間
- 約6時間(暫定値)
- 連続待受時間
- 約450時間(暫定値)
- 本体サイズ/重さ
- 幅50×奥行き24.5×高さ99mm(折りたたみ時、突起含まず)/約120g
- 本体カラー
- シルバーミスト、プログレッシブレッド
- 発売時期
- 2005年11月下旬
- 価格
- オープンプライス(編集部予想実売価格は2万円~3万円)
指紋認証センサーを搭載するWX310J
左からレッド、シルバー。アイコンなど上下左右の選択/移動は、中央の指紋認証センサーで行なう |
ストレート型のWX310Jは、PHS端末としては初めて指紋認証センサーを搭載する。指紋センサーは操作デバイスとしての機能も備えており、指でなぞることで、十字キーに相当する上下/左右のカーソル動作が可能という。Javaに対応するほか、アクセスの『NetFront Document Viewer』を搭載し、メールの添付ファイルやExcel/Word等のファイルの閲覧が可能。インテリシンク(株)の『Intellisync』によりOutlookとのデータ連携が可能なほか、内線電話としても利用可能な“オフィスモード”機能を搭載したり、情報漏えいのリスクを軽減するためカメラは非搭載にするなど、ビジネスユースを前面に出した仕様となっている。CPUには“SH-Mobile J3”を採用している。
背面にはスピーカー、miniSDメモリーカードスロット、アンテナを搭載。カメラは搭載していない | 側面にはロックスイッチ、底面にはUSB mini-B端子を搭載。パソコンとUSB接続し、Outlookと同期することも可能だ |
- ディスプレー
- 約2.4インチTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
- 外部メモリー
- miniSDカード
- 連続通話時間
- 約6時間
- 連続待受時間
- 約550時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅53×奥行き16.5×高さ119mm(アンテナ部除く)/約125g
- 本体カラー
- レッド、シルバー
- 発売時期
- 2006年1月中旬
- 価格
- オープンプライス(編集部予想実売価格は2万円~3万円)
Opera搭載のコンパクト機WX300K
今回発表された4機種中唯一のWX300シリーズ端末となるのが、折り畳み端末であるWX300K。通話/メール/インターネットという基本的な機能に特化しており、Operaを搭載しつつも、幅49×奥行き22.8×高さ98mm、重量約110gという軽量コンパクトさを実現している。外部メモリーには対応しないが、上位機種のWX310Kでは後日対応となっているリモートロック機能に出荷時から対応している。
- ディスプレー
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メイン:約2.2半透過型TFT液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
サブ:モノクロ液晶ディスプレー - カメラ
- 有効35万画素CCDセンサー
- 連続通話時間
- 約4時間
- 連続待受時間
- 約400時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅49×奥行き22.8×高さ98mm(折りたたみ時、突起部を除く)/約110g
- 本体カラー
- ペールシルバー、パールオークル
- 発売時期
- 2005年11月中旬
- 価格
- オープンプライス(編集部予想実売価格は1万円前後)