京セラ(株)の(株)ウィルコム向け端末「WX310K」の追加アプリケーション「ミュージックプレーヤー」が、2月27日から提供される。WX310K発売から早や3ヵ月、端末発表当時からアナウンスされていただけに、ユーザーは待ちに待ったことだろう。今回はいち早く使用できたので、使い勝手を検証する。
WX310K。左から“ビターオレンジ”“ノーブルピンク”“シルバー”(昨年9月の製品発表会で撮影した写真を再掲) |
ATRAC/ATRAC3plus/MP3に対応
WX310Kのミュージックプレーヤーは、ソニー(株)の“ウォークマン(HDD/フラッシュメモリータイプ)”と同じATRAC AD(ATRAC Audio Device)規格に対応しており、著作権保護技術“OpenMG”にて保護されたATRAC3/ATRAC3plus/MP3形式の曲を再生できる。OpenMGとATRACに対応したメモリーカード対応の音楽プレーヤーは多くがメモリースティックに対応するのだが、WX310KはminiSDカードに曲を保存する珍しい構成だ。最大512MBのminiSDカードに対応し、512MBのカードの場合、ATRAC3plus/64kbpsの曲を約1040分、ATRAC3/132kbpsの曲を約480分、MP3/192kbpsの曲を約320分収録できる。72分のアルバムに換算すると、それぞれ14枚程度、6枚程度、4枚程度だ。
曲の転送用ソフトウェアとして、京セラは(株)ジャストシステムの録音/管理/転送用ソフト「BeatJam for WX310K」を用意する。入手方法はミュージックプレーヤーのライセンスキーを840円で購入した後に、専用サイトからパソコンでアクセスしてダウンロードするだけでソフトウェアぶんの追加の料金はかからない。料金は月々の通信通話料と一緒に請求される。ただし、ファイル容量は144MBと大きく、ブロードバンド環境でなければダウンロードにかなりの時間がかかるだろう。そういった場合は、同ソフトを収録したCD-ROMをライセンスキー購入と同時に1470円で購入するか、ライセンスキー購入後に630円で購入するといい(いずれも送料込)。
ライセンスキーは、WX310Kの“ケータイモード”で京セラ運営のウェブサイト“サイトK”にアクセスし、購入する | WX310Kが対応するメモリカードは、ATRAC対応機器としては珍しいminiSDカードだ |
ライセンスキーを購入する手順 |