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松下電器産業、5500:1で1100ルーメンのハイビジョン対応液晶プロジェクター“カジュアルシアター”『TH-AE900』を発売

2005年09月09日 20時58分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)は9日、ハイビジョン液晶プロジェクター“カジュアルシアター”として、コントラスト比を5500:1、輝度が1100ルーメンの『TH-AE900』を10月7日に発売すると発表した。価格はオープン。

『TH-AE900』
『TH-AE900』

『TH-AE900』は、開口率を高めた新液晶パネル(0.7インチ、1280×720画素×3枚)と、可変率を上げたシーン連動型の新アイリス機構“ダイナミックアイリス”を採用した統合型高画質デジタルシステム“シネマワークス”を搭載することにより、輝度を1100ルーメン、コントラスト比を5500:1に高めたのが特徴。60分の1秒ごとにアイリス(絞り)/光源ランプの光量/ガンマデータを連動させて制御するという。また、任意の色(約10億7000万色)を独立して調整可能な“シネマカラーマネジメント”を搭載し、ハリウッドで画質チューニングを行なっているカラーリストのデビッド・バーンスタイン(David Bernstein)氏とカラーチューニングを行なうことで、“映画フィルム”に迫る画調にしたという。ユーザーが操作できる色調整範囲も従来製品(HT-AE700)の8倍に拡大されている。映像が映画フィルム素材である場合に自動検出し、プログレッシブ処理(2-3プルダウン)を行なう“デジタルシネマリアリティ”も搭載。水晶複屈折の技術を利用してスクリーンに画素をすき間なく配置し、液晶画素間の格子を目立たなくした新“スムーススクリーン”も採用している。

映像モードには、映画をしっとりとした画質で表示するバーンスタイン氏監修の“シネマ1”、昔の名作映画などを深みのある豊かな色彩で表現する“シネマ2”、アクション映画やアニメなどのダイナミックな映画をクリアーな画質で表示する“シネマ3”、スポーツなどの動きのある映像向けの“ビデオ”、素材に忠実な色再現のための“ナチュラル”、汎用的な“ノーマル”、明るい部屋で使用する場合の“ダイナミック”の7種類が用意されている。

投写レンズはマニュアル2倍の光学ズームレンズ(f=21.7~43.1mm、F1.9~3.1)を搭載し、光源は130W UHMランプを利用する。レンズシフト機能を装備しており、水平方向(左右)に画面サイズの約25%ぶん、垂直方向(上下)に約63%ぶんシフトでき、本体前面のジョイスティックで操作できる。台形補正(垂直)にも対応。投写サイズは40インチ~200インチ。入力端子はコンポジットビデオRCA)、S-Video(ミニDIN4ピン)、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、コンポーネント(YPbPr、RCA)、D4、HDMIを装備し、シリアル(RS-232C、ミニDIN8ピン)も用意されている。本体サイズは幅335×奥行き270×高さ95mm、重量は3.6kg。電源はAC100Vで、消費電力は180W(スタンバイ時0.08W)。静音設計もなされており、ランプモードがノーマルで29dB、エコノミーで25dBとなっている。

そのほか、業界初という、接続されているDVD/AVアンプ/照明/電動スクリーンなどのホームシアター機器の制御が行なえるリモコン“オールインinワンリモコン(ラーニング機能付)”が付属しており、最大8機器の操作が行なえるという(対応メーカーは30社)。液晶パネルと操作ボタンは暗い部屋でも見やすいようにバックライト表示を利用できる。

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