このページの本文へ

W31CA

W31CA

2005年08月11日 03時03分更新

文● 島 徹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ハイスペックなパーツを贅沢に詰め込んだボディ

W31CA W31CA
キーのバックライトはオレンジ。上部中央の決定キーは下半分がブルーに光る着信時にはWINのロゴが光る。光のパターンは11種類用意している

 端末を手にしてまず目に付くのが、携帯電話機としては最大級の2.6インチ液晶パネル(240×400ドット、26万色表示)だ。携帯電話の液晶パネルの解像度は240×320ドット(QVGA)が主流だが、W31CAは珍しい9:15という比率の縦長な画面になっている。しかし、携帯電話の操作メニューやEZwebのウェブサイトなどは縦方向に長いレイアウトが多いため、縦長の画面ならばスクロール操作が少なくて済む上に情報の一覧性があり、一度慣れればその便利さから離れるのは難しいだろう。メールの表示文字数は18文字×22行で、従来機種の「W21CA」や「W21CAII」と変わらない。

 外観はW21CAやW21CAIIとよく似ているが、着信ランプは“CDMA 1X WIN”の“WIN”のロゴが光るデザインへと変更されている。ダイヤルキーは、端末カラーが“ディープシルバー”の場合は黒地に白抜きの文字なのに対し、“クリムゾンレッド”ではクリアーな下地に黒の文字というオーソドックスなデザインで、カラーごとに違った表情を見せる。

W31CA
製品発表会で撮影したクリムゾンレッド

 従来機種と同じく回転2軸構造のヒンジを採用し、ディスプレーを天面側に反転させて、端末を閉じた状態で操作することも可能。カメラ撮影時には、この状態でデジタルカメラ風に本体を横に構えて撮影すると便利だ。ただし、通話は一般的な二つ折り端末の通話状態(ディスプレーを内側にして開いた状態)でしか行なえず、ディスプレーを反転して閉じた状態のままでは行なえない。

W31CA W31CA
液晶パネルを天面側に向けた状態。GPSを利用して指定した目的地へとナビゲーションしてくれる“EZナビウォーク”の利用時などに便利だが、この状態では通話は不可背面にはカメラとスピーカーを搭載する

 背面にはカメラのほか、直径14mmのサラウンドツインスピーカーを搭載する。カメラの上部には端末を机の上に置くとき、カメラやスピーカーが机などと当たらないように、凸状のパーツが配置されている。スピーカーは見かけよりも音量が大きく、(株)ダイマジックのサラウンドプロセッサー「DiMAGIC Virtualizer X」によって、着メロやEZ“着うたフル”などを迫力ある高音質なサウンドで楽しむことができる。

 そのほかの特徴としては、文字入力システムに“ATOK for au+AI推測変換「APOT」”(関西弁対応)を採用する。単語の変換できる語彙が豊富で、文字入力時の予測変換が可能なだけでなく、入力した文章から次に入力する単語も予測できる。また、関西弁に対応することで、関西弁混じりの文章のスムーズな変換も可能だ。

W31CA W31CA
入力した文字に応じて、変換候補を予測して表示する。画面サイズが縦に大きいため、本文の表示領域にも余裕がある関西弁の入った文章もスムーズに変換できる

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン