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NTTドコモ、FOMA“701i”シリーズなど5機種を発表――「iチャネルを701iから開始したのには理由がある」

2005年08月03日 23時04分更新

文● 島 徹/編集部 伊藤咲子

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ライフスタイルに溶け込むデザインを目指したDOLCE

『DOLCE』の製造はシャープ(株)。DOLCEとは、イタリア語で“柔和な”“優しい”という意味を持つ形容詞。「ライフスタイルの中に溶け込む携帯電話」(夏野氏)として、メインディスプレーの背面に人口皮革を採用し、天然の皮革のような落ち着いた風合いになっている。カラーはオレンジ、ブラック、ホワイト、ライトブルーの4色。また「貯金をいっぱい持っている大人、ハイテク機器を使わない大人」(夏野氏)をターゲットにユーザビリティーに配慮し、予め登録した電話番号/メールアドレスなどをすぐに呼び出せるショートカット機能専用の押しボタン“光るワンタッチキー”をメインディスプレー下部に3つ配置する。また、一般の機種よりもキーサイズを大きくしたり、受話音量を通話中にも切り替えられる押しボタン“独立音量ボタン”を右側面に備えたりという、使い勝手に関する配慮もなされている。

左からブラック、ライトブルー。二つ折りの状態 左からブラック、ライトブルー。端末を開いたところ
左からブラック、ライトブルー。二つ折りの状態左からブラック、ライトブルー。端末を開いたところ
電源キーは、ブラックのみ漢字で“電源”と、他の3色は“PWR”と書かれている。ショートカットボタンなどユーザビリティーのコンセプトは“らくらくホン”シリーズと似ているが、夏野氏によれば「いかにもそういう感じ」の端末全体のデザインは避けたのだという
左からホワイト、オレンジ 左からホワイト、オレンジ
左からホワイト、オレンジ。二つ折りの状態左からホワイト、オレンジ。端末を開いたところ
メインディスプレー下部のワンタッチキーは、予め登録した電話番号/メールアドレスなどをすぐに呼び出せるショートカット機能専用の押しボタンだ
右側面に音量ボタンを搭載し、通話中でも簡単に音量を変更できる右側面に音量ボタンを搭載し、通話中でも簡単に音量を変更できる

メインディスプレーに約2.4インチのモバイルASV液晶液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)を、サブディスプレーに約0.6インチのSTN液晶ディスプレー(72×12ドット、モノクロ2階調表示)を搭載する。メインディスプレーでは、左右からの画面の覗き見を防止する視野切換機能を搭載し、数字キー下の“視野切換ボタン”で設定を切り替える(視野角は非公開)。

NTTドコモによれば、視野切換機能の搭載は業界初。特徴的な機能ではあるが、切り替えられる2種類の視野角は非公開という
NTTドコモによれば、視野切換機能の搭載は業界初。特徴的な機能ではあるが、切り替えられる2種類の視野角は非公開という

そのほか、アプリケーションの面でも操作性に配慮し、メインメニューの項目を“電話機能”や“メール機能”など5項目に絞ることでスクロールの必要をなくし、それぞれの項目を大きなフォントで表示する。デジタルカメラ機能として有効126万画素のCCDセンサーを内蔵し、TV電話用に有効11万画素のCMOSセンサーを備える。なお、iチャネルには非対応。

メインメニュー メインメニュー
メインメニューの項目を減らすことでスクロールの必要をなくして、それぞれの項目を大きなフォントで表示する
メインメニュー“詳細メニュー”として用意されているメニューは、シャープ製の一般的なFOMA端末のメインメニューの構成とほぼ同じだ
ディスプレー
メイン:約2.4インチモバイルASV液晶液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
サブ:約0.6インチSTN液晶ディスプレー(72×12ドット、モノクロ2階調表示)
カメラ
メイン:有効125万画素CCDセンサー
サブ:有効11万画素CMOSセンサー
外部メモリー
miniSDメモリーカード(別売)
連続通話時間
音声通話時:約130分
テレビ通話時:約80分
連続待受時間
約410時間(静止時)
約340時間(移動時)
本体サイズ/重さ
幅52×奥行き26×高さ109mm/約118g
本体カラー
オレンジ、ブラック、ホワイト、ライトブルー
発売時期
8月5日
価格
オープンプライス


GPS連携ナビゲーション機能に対応するSA700iS

SA700iSの製造は三洋電機(株)で、FOMAとしては初のGPS機能“ナビ機能”を搭載する。ナビ機能は、プレインストールされているナビゲーションソフトの『かんたんナビ』を使い、住所/駅名/電話番号などを頼りに目的地を設定すれば、ルート検索機能やナビゲーション機能を利用できるというもの。また、NTTドコモが現在提供中の基地局情報を使った位置情報取得機能“iエリア”と連携して、検索した飲食店を現在地から近い順番で並べたり、そこまでの距離を表示できる。ナビ機能を起動するショートカットボタン“いちおしナビボタン”を数字キーの下に備える。

いちおしナビボタン
左からシュプールレッド、メルティホワイト、グレイスブルー。サブディスプレーには約0.9インチの有機ELパネルを採用する数字キー下部の左のキーは、いちおしナビボタン
いちおしナビボタン
目的地へのルートを案内してくれる徒歩ナビゲーション機能を備える。地図には建物が立体的に描かれている。アプリケーションの制作は、KDDIのGPS連携ナビゲーションサービス“EZナビウォーク”で実績のある(株)ナビタイムジャパン地図を拡大していくと、航空地図が表示される。航空地図は全国の9割程度をカバーしているという
メニュー 文字入力には“Advanced Wnn”を採用
メニューや操作性は三洋電機製のKDDI向け端末に近い。操作に対する反応も速い文字入力には“Advanced Wnn”を採用。予測変換のほか、かな入力の設定のまま別の文字種を入力できる“英数カナ変換”にも対応する

メインディスプレーに約2.2インチのTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、6万5536色表示)を、サブディスプレーに約0.9インチの有機ELディスプレー(96×64ドット)を搭載する。デジタルカメラ機能として有効103万画素のCCDセンサーを内蔵し、TV電話用に有効11万画素のCCDセンサーを備える。 そのほか特徴として、USBダイレクトプリント規格の“PictBridge”に対応する。iチャネルには非対応。本体カラーは“メルティホワイト”“グレイスブルー”“シュプールレッド”の3色。

ディスプレー
メイン:約2.2インチTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、6万5536色表示)
サブ:約0.9インチ有機ELディスプレー(96×64ドット)
カメラ
メイン:有効103万画素CCDセンサー
サブ:有効11万画素CMOSセンサー
外部メモリー
miniSDカード(別売)
連続通話時間
音声通話時:約140分
テレビ通話時:約90分
連続待受時間
約330時間(静止時)
約250時間(移動時)
本体サイズ/重さ
幅50×奥行き24×高さ101mm/約117g
本体カラー
メルティホワイト、グレイスブルー、シュプールレッド
発売時期
未定
価格
オープンプライス


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