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大日本印刷、“電子ポスター”サービス専用端末『PiPorta』を開発

2005年07月27日 22時04分更新

文● 編集部

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大日本印刷(株)は27日、ICタグと携帯電話を利用した情報配信システム“電波ポスター”に利用する専用端末『PiPorta(ピーポルタ)』を開発したと発表した。

『PiPorta』『PiPorta』

“電波ポスター”は、イベント会場や商業施設などに設置されたポスターに、サービス利用者がICタグをかざすことで、そのポスターに関連した電子メールが、サービス利用者の携帯電話機に自動送信されるという同社独自の情報配信システム。『PiPorta』は、非接触ICリーダー/ライター、コントローラー、通信機能(NTTドコモのユビキタスモジュール)、組み込み型OSを搭載した“電波ポスター”用の端末で、本体サイズは幅275×奥行き38.0×高さ442.0mm、重量は約1.8kgとなっており、本体前面にA4サイズのポスターを貼ることができる。内蔵プログラムを書き換えることにより“電波ポスター”だけでなく、ICタグや“FeliCa”のリーダー/ライターとしても利用できるという。

価格は、リーダー/ライターの種類などにより異なり、35万円から45万円前後。同社では2006年度に電波ポスターサービス全体で10億円の売り上げを見込んでいるという。

なお、『PiPorta』は、国土交通省/岐阜県/岐阜市などで構成されている“ITを活用したまちづくり実証実験実行委員会”が、8月4日から岐阜駅や岐阜公園周辺で実施する“ITを活用したまちづくり実証実験”で利用される。電波ポスターとEdy対応携帯電話機やEdy機能付きFeliCaカードを利用し、観光客などに観光施設や飲食店などを案内するという。

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