(株)リコーは5日、ROM部分を持つ独自の“ハイブリッドCD-R”を利用した“インテリジェントCD-Rディスク”として、データを暗号化してパスワードを設定できる『KIMITSU(キミツ)』と、インターネットの会員サイトのユーザーID/パスワードを複数記録してアクセス時に自動でログインできる『NetKeyholder(ネットキーホルダー)』の2製品を22日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は各600円前後。
『KIMITSU』 | 『NetKeyholder』 |
『KIMITSU』は、データを暗号化してCD-R部分に記録し、パスワードを設定することでデータを保護できるのが特徴。暗号化/復号化、データ圧縮、ライティング、コピーガードなどの機能をROM部分に搭載しているため、アプリケーションソフトのインストールも不要という。追記は最大20回まで可能で、追記するごとにタブが追加されるため、データ管理も容易に行なえるとしている。書き込み速度は最大40倍速に対応し、記録容量は約600MB。対応OSはWindows XP/2000 Professional(SP4)/Me/98 SE。暗号化(書き出し)にはHDD空き容量として1.5GB以上、復号化(読み出し)には800MB以上が必要。
『NetKeyholder』は、インターネットの会員サイトのユーザーIDやパスワードをCD-R部分に複数記憶し、アクセスする際に自動でログインを行なえるのが特徴。1つのパスワードで全IDを管理でき、紛失してもパスワードが分からないかぎり他人に見られることはないという。HDD上にデータや痕跡を残さないだけでなく、履歴の自動削除/クッキーの自動削除/テンポラリーファイルの自動削除などの機能も用意されている。書き込み速度は最大40倍速に対応し、記録容量は約600MB。対応OSはWindows XP/2000 Professional(SP4)/Me/98 SEで、対応ウェブブラウザーはInternet Explorer 5.5以上。