このページの本文へ

富士フイルムシンプルプロダクツ、IPPを利用したデータ転送ソフト『FileTaQ』を発売

2005年05月19日 23時11分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

富士フイルムシンプルプロダクツ(株)は19日、“インターネット・プリンティング・プロトコル(IPP)”を世界で初めてファイル転送に利用するというデータ転送ソフト『FileTaQ』を6月1日に発売すると発表した。

『FileTaQ』は、IPPのデータ転送能力を利用して大量のデータを低価格で高速転送するためのソフト。パケット圧縮送信機能を搭載しており、印刷データなどに利用されるEPSファイルを約17%、CADで利用されるIGESファイルを約23%に圧縮できるほか、セキュリティー通信技術としてSSL(Secure Socket Layer)とTLS(Transport Layer Security)をサポートしているのが特徴。デジタル証明書自己発行機能によるインターネットVPN構築も可能で、他の認証局が発行したデジタル証明書を格納することもできる。送信はPUSH型の転送を採用しており、ダウンロードなどの操作は不要となっている。

送信管理機能では、複数のファイルを1つのフォルダーに格納して送信できるほか、1回の操作でグループ化した複数の相手に送信することが可能。データを送信する際に、送信先のパソコンに電源が入っていない場合は、送信先のパソコンに電源が入ったことを自動で感知してから送信するようになっており、送信が成功/失敗したかの結果確認や、送信履歴の保存、時刻指定も行なえる。また、送信したことをメールで通知する機能も用意され、送信されたことを受信側が携帯電話で確認することもできる。対応OSは、Windows XP/2000、Windows Server 2003、Linux。

価格は、メディアセット(CD-ROM+インストールマニュアル)が1万円(税別)、1クライアントが2万3000円(税別)。スタータキット(メディアセット+10クライアント)は24万円で、年間サポートメンテナンス料は価格の15%。

同社では、日常的に3次元CADデータや印刷用画像データなどの大容量データ転送を行なっている設計/建設会社や広告/印刷会社、新聞社などを中心に、初年度1万5000ユーザーへの販売を見込んでいるという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン