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米アップルコンピュータ シニアバイスプレジデント フィリップ・W・シラー氏が来日――携帯電話とポータブルミュージックプレーヤーは競合しない

2005年03月16日 07時06分更新

文● 編集部 小板謙次

米アップルコンピュータ社ワールドワイド・プロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデントのフィリップ・W・シラー(Philip W Schiller)氏
米アップルコンピュータ社ワールドワイド・プロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデントのフィリップ・W・シラー(Philip W Schiller)氏

米アップルコンピュータ社ワールドワイド・プロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデントのフィリップ・W・シラー(Philip W Schiller)氏が来日中だ。15日、氏は東京・銀座にある直営店“アップルストア銀座”にてiPodを含めた同社の事業についてプレス関係者の質問に回答した。

同社はまず、「音楽を含めたここ数年の技術革新への投資は幸運にも成功している。日本でも3店舗の直営店を展開し、今、4店舗目を準備している。こうした我々の役割によって市場はプッシュされていくと思う」と自信を見せ、「日本市場は我らのイノベーションを理解していくれる市場だ」と希望を語った。以下はプレスと氏との主なやりとりだ。

[プレス] ソニーはウォークマンというポータブルオーディオ製品を発売しており、レコード会社も持っている。それに以前からネットワークとコンテンツの融合などを目指してきた。なぜポータブルポータブルオーディオもレコード会社も持っていなかったアップルコンピュータが成功したのか。その理由は何だと思うか?
[シラー氏] iPodは世界で一番人気を得たミュージックプレーヤーといえる。iPodはホームミュージックライブラリーをポケットに収めることができ、ソフトウェアの使い勝手もいい。それが次世代のデジタルミュージックに革命をもたらしたのだと思う。
[プレス] iPodとMacintosh本体の事業バランスはどのようになるのが理想と考えてるか?
[シラー氏] 財務的な数字については答えることができない。言えるのはアップルコンピュータの中には複数のビジネスがあるということだ。音楽、Mac、アプリケーションがひとつひとつ、そして一緒に成功していき、それぞれがお互いに(売り上げを)押し上げているのだ。


アップルストア銀座”2階の“Genius Bar”でプレス関係者の撮影に応じるシラー氏
“アップルストア銀座”2階の“Genius Bar”でプレス関係者の撮影に応じるシラー氏
[プレス] これまで最先端の機器というのは男性が買うことが多かったのだが、iPodは女性に受けていることに驚かされる。どうやってイメージを作ってきたのか? ルイ・ヴィトンのようなスーパーブランドを参考にしたのか?
[シラー氏] 世界の人口の半分は女性なので、女性と男性両方に向けた何かを作ることが大切だ。確かにハイテク製品については男性がよく買うが、音楽という分野においては誰もがいろいろなミュージックデバイスを欲しがる分野と言える。こういった製品にはパーソナル化が重要だ。それを持って歩きたいと思い、デザイン性の高さが大切だ。iPodはそいう製品であると思う。
[プレス] iTunesが米国で成功したのは価格の要素もあると思うが、日本のような価格であれば成功していただろうか?
[シラー氏] ミュージックダウンロードの数としては70%のシェアを誇っており、99セント(約105円)という価格はフェアだと思う。アルバムは9ドル99セント(約1045円)だが、一曲でダウンロードできるのもメリットだ。また、権利としてダウンロードした楽曲は5台までのパソコンで再生できたり、CDへの書き込み、同じプレイリストを7回まで記録したりすることもできる。ギフト券も用意されている。
[プレス] 米モトローラ社から近日、iTunesの機能を搭載した携帯電話が発表されると思う。ここ1年間でiPodはポータブルとして成功してきた思うが、携帯電話の利用が盛んな日本ではiTunesの機能は携帯に集約されるのではという意見があるが…


「携帯電話とミュージックプレーヤーが競合することはない」
「携帯電話とミュージックプレーヤーが競合することはない」
[シラー氏] 確かに米モトローラと協力しているのは事実だ。ユーザーにも音楽を携帯電話に入れたいという希望はあると思う。しかし、携帯電話とポータブルミュージックプレーヤーが競合し、多くの楽曲が携帯電話に入ったからといってポータブルデバイスが不要になるかというとそうではないだろう。そうなるとは思わない。すべてのデバイスが終焉してしまうといったら、やがては冷蔵庫でトースターを作ることになってしまう(笑)。デバイスは、そのデバイスに必要な機能というのがあり、携帯電話も同じだ。iPodのユーザーは1000万人いると言われているが、これはまだ第一歩だ。
[プレス] Mac miniの反響は?
[シラー氏] Mac miniに対する市場の評判はいい。コンパクトな筐体のなかでフィーチャーを犠牲にすることなく完全なMacintoshが実現されている。しかも、価格が手ごろだ。Windowsユーザーがちょっと使ってみたいという気になる条件が揃っている。今のところはいい成果が出てると思う。
[プレス] Mac miniのデビューは衝撃的だったが、スペック的に満足できないというユーザーも多い。日本あるいはアメリカにおいてWindowsから“スイッチ”している割合は把握しているのか?
[シラー氏] 出荷を開始して8週間しか経過していなので、まだ結論を出すのは早い。別の意味でいうと、iMacがいいと言ってるユーザーもいる。
[プレス] PowerBookのユーザーのなかには、G5の採用を待っている人もいると思うが
[シラー氏] 将来の製品についてはコメントはできないが、PowerMacの中を見ていただきたい。こんなに大きなヒートシンクが入っている。エンジニアがチャレンジするには課題があるのは確かだ。


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