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キヤノン、オフィス向けレーザープリンター“Satera”シリーズ3機種を発表――実売7万円台のA4カラーレーザーなど

2005年01月26日 15時34分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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キヤノン(株)とキヤノン販売は26日、ビジネス向けレーザープリンター“Satera(サテラ)”シリーズの新製品としてA4カラー印刷に対応した『Satera LBP5200』と、毎分20枚~14枚のA4モノクロ印刷に対応したローエンドクラスの『Satera LBP3210』と『Satera LBP3000』を2月上旬から順次発売すると発表した。価格はLBP5200が9万5000円、LBP3210とLBP3000はオープン。編集部による予想販売価格はLBP5200が7万円前後、LBP3210が2万5000円前後、LBP3000は2万円前後。発売はLBP5200とLBP3210が2月上旬、LBP3000は2月下旬となる。

『Satera LBP5200』
『Satera LBP5200』

『Satera LBP5200』は、ビジネス向けA4対応カラーレーザープリンターで、2003年2月に発表された『LBP-2410』の後継機にあたる。LBP-2410からプリントエンジンが改良され、モノクロの印刷速度は毎分16枚から19枚と高速化されている(カラーは従来と同様に毎分4枚)。仕様とおもな機能はおおむねLBP-2410を踏襲しており、独自の“オンデマンド定着方式”によるウォームアップ時間0秒やパソコンのCPUを使用して印刷処理速度を速めるキヤノン独自のプリンタードライバー“Collar CAPT(Canon Advanced Printing Technology)”、印刷データの高圧縮技術“Hi-SCoA(Smart Compression Architecture)”、パイプラインデータ転送モード、などを引き続き搭載している。従来オプションだった給紙カセット(250枚)は標準で付属するようになった。

主なスペックは、給紙容量が給紙カセット(250枚)+給紙トレイ(125枚)。オプションの給紙カセットは用意されない(従来オプションとして提供されていた給紙カセットも利用できない)。対応用紙サイズは、給紙カセットがA4/B5/A5/リーガル/レター/エグゼクティブ、給紙トレイ(手差し)が幅76.2~215.9×長さ127.0~355.6mm。用紙種別は、普通紙/厚紙/再生紙/官製はがき/往復はがき/ラベル紙/OHPフィルム(モノクロ)/封筒など。

インターフェースは、USB 2.0(Hi-Speed)。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP、Windows Server 2003、Mac OS 8.6/9、Mac OS X 10.1.5~10.2.6。オプションで10/100BASE-TX対応のネットワークアダプターや無線LANアダプターに対応する。本体サイズと重量は、幅500×奥行き456×高さ345mm/約19.9kg(本体のみ、トナーカートリッジ除く)。消費電力は最大915W、動作時平均で約474W、待機時は約12W。稼働音は動作時54dB以下。

『Satera LBP3210』
『Satera LBP3210』

『Satera LBP3210』は、2003年9月に発表した『Satera LBP3200』の後継機でビジネス/SOHO向けのA4モノクロレーザープリンター。従来機からプリントエンジンを改良し、毎分20枚の印刷が行なえるのが特徴。“CAPT”や、独自の“オンデマンド定着方式”によるウォームアップ時間0秒(電源投入時で8秒以下)などは引き続き搭載されている。

対応する用紙サイズは、給紙カセットがA4/B5/A5/リーガル/レター/エグゼクティブ/はがき/往復はがき/封筒、給紙トレイ(手差し)が幅76.2~215.9×長さ127.0~355.6mm。用紙種類は普通紙/厚紙/官製はがき/往復はがき/ラベル紙/OHPフィルム(モノクロ)/封筒など。

給紙カセットは250枚用を標準装備する。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP、Windows Server 2003、Mac OS 8.6/9、Mac OS X 10.1.5~10.2.6。本体サイズは幅367.0×奥行き376.3×高さ245.0mm、重量は6.1kg(本体のみ、トナーカートリッジ除く)。電源はAC100Vで、消費電力は最大640W(平均約370W、スタンバイ時約6W)。稼働音は動作時49dB以下。

『Satera LBP3000』
『Satera LBP3000』

『Satera LBP3000』は、2002年1月に発表した『LBP-1210』や2002年10月に発表した『LBP-1120』の後継機にあたり、個人ユーザーをターゲットにしたモノクロレーザープリンター。未使用時に給紙トレイを収納でき、排紙トレイも排紙口をカバーしてほこりが入らないように設計された新筐体を採用する。サイズは幅369.8×奥行き250.5×高さ216.7mm(1120は幅362×奥行き307×高さ240mm)と小型化されている。カラーも従来のホワイト変更されホワイトとグレーの2トーンカラーを採用する。

“CAPT”や、独自の“オンデマンド定着方式”によるウォームアップ時間0秒(電源投入時で8秒以下)なども搭載される。印刷速度は毎分14枚。対応する用紙サイズは、給紙カセットがA4/B5/A5/リーガル/レター/エグゼクティブ/はがき/往復はがき/封筒、給紙トレイ(手差し)が幅76.2~215.9×長さ127.0~355.6mm。用紙種類は普通紙/厚紙/官製はがき/往復はがき/ラベル紙/OHPフィルム(モノクロ)/封筒など。給紙カセットは折りたたみ式を採用し最大150枚の給紙が可能。インターフェースは従来のUSB 1.1からUSB 2.0(Hi-Speed)に変更された。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP、Windows Server 2003、Mac OS 8.6/9、Mac OS X 10.1.5~10.2.6。重量は6.0kg(本体のみ、トナーカートリッジ除く)。電源はAC100Vで、消費電力は最大450W(平均約266W、スタンバイ時約2W)。稼働音は動作時48dB以下。

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