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ICF-B200

ICF-B200

2004年12月20日 00時10分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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田舎の父/祖母と機能チェック!

SONY Flash on ASCII
「ICF-B200」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。

 約1分間ハンドルをまわすと30分程度放送が聴けるというソニーマーケティング(株)の手回し発電機搭載の非常用ラジオ、「ICF-B200」。夏の台風以来、直販サイトの“ソニースタイル”などで入荷待ちが続いており(11月末現在)、入手しづらい状況となっている。“約1分間ハンドルをまわすと~”という宣伝文句は本当なのか、また一般ユーザーにも使いやすいものなのか、今回は筆者の田舎の父/祖母とともに、手回し発電機や非常用ブザーなどをチェックした。



ICF-B200を、防災リュックや1.5リットルのミネラルウォーターとともに並べたところ
ICF-B200を、防災リュックや1.5リットルのミネラルウォーターとともに並べたところ。サイズは幅163×奥行き55×高さ80mm、重さは約337g(乾電池を使用すると約372g)。

1分間ハンドルを回すと本当に30分聴けた

 ICF-B200は、FM/AMラジオ、TV音声(1~3チャンネル、チューナーはFM放送と兼用)に対応した、ポータブルラジオ。本体前面の充電用ハンドルを左右のどちらか一方向に回すことで、内蔵バッテリーに充電される。メーカーによれば、始めはゆっくりまわし、徐々に速度を上げ、本体天面の“充電インジケーター”が点灯した状態で、約1分間ハンドルをまわすと30分程度放送が聴けるという。

実家で非常用ラジオとして使用しているソニーのラジオ「ICF-S10」(生産完了)と比べたところ
実家で非常用ラジオとして使用しているソニーのラジオ「ICF-S10」(生産完了)と比べたところ。手回しハンドルを搭載するICF-B200は、防災リュックの大きさを考えると、持ち運びには少々作りが大きいかとも思った。父親は、このくらいガッシリしている方が安心感があるという意見だった。

 開封してから初めて製品を使う場合や、長期間使用しなかった場合には、電池の持続時間が短い。今回の貸出機もしばらく使われていなかったようで、最初はハンドルを1分回しても15分程度しか放送を聴けなかった。その後3回、1分間の充電と放電(ラジオ聴取)を繰り返したところ徐々に電池の持続時間が長くなり、4回目には30分程度聴けるようになった。

 バッテリーの残量が少なくなると、音がひずんだり小さくなったりする。バッテリーが切れる兆候が出たら、ハンドルを回すことで、引き続き放送を聴くことができる。この場合、ハンドルを回すことで「ギュルギュル」という音が鳴ったり、アンテナの向きが一時的に変わってノイズが乗ったりするが、例えば各地の震度情報が読み上げられている時に、自分が住む地域の直前でプッツリ途切れることは避けられる。もちろん、1分以上ハンドルを回し続ければ、より長く放送を聴くことができる。

ハンドルは、時計回り/逆時計回りの、どちらの方向で回してもいい 左側面には、選局のつまみ、電源/バンド切換つまみ、音量つまみが並ぶ
約1分間の充電で、約30分放送が聴ける。ハンドルは、時計回り/逆時計回りの、どちらの方向で回してもいい。左側面には、選局のつまみ、電源/バンド切換つまみ、音量つまみが並ぶ。ボタン類が大きいのは、父親に好評だった。
単3乾電池2個でも動く 右側面にイヤホン端子を備える
単3乾電池2個でも動く。電池はいざという時に使えるよう、防災の日などタイミングを決めて、定期的に確認したい。右側面にイヤホン端子を備える。イヤホンも付属しているが、写真のイヤホンは父親の私物。

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