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ソニー、“VAIO”デスクトップの秋モデルを発表――サウンド機能を強化した一体型“type M”やデジタルハイビジョン録画対応の“type R”などが登場

2004年09月13日 15時02分更新

文● 編集部

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タッチパッド付きワイヤレスキーボードを採用した“type V”

液晶ディスプレー一体型“type V”には、新型のタッチパッド付きワイヤレスキーボードを採用した20インチワイド液晶モデル『VGC-V202RB』と『VGC-V202』、17インチワイド液晶モデル『VGC-V172B』と『VGC-V172EB』の4モデルをラインアップする。

『VGC-V202RB』 『VGC-V172B』
『VGC-V202RB』『VGC-V172B』
“type V”

新たに採用したタッチパッド付きワイヤレスキーボードは、“薄さ”と“どこからみても美しく”をテーマにデザインしたという。膝の上でもタイピングが安定して行なえるようにパームレストを一体化するとともに、パームレスト中央にタッチパッドを搭載、さらにパームレストに携帯電話機と同じ2軸の折り畳み機構を採用し、キーボードカバーにもなるようにデザインしたのが特徴。また、キーボードだけでパソコンの操作を行なえるようにしたほか、折り畳んだ状態でもタッチパッドの使用が可能。折り畳んだパームレストはキーボードとほぼ同じ厚みとなっているだけでなく、ネジ類も美しさを損なわないように電池ボックス内などに隠したという。

通信には2.4GHz帯のデジタル無線方式(IEEE 802.11b/gやBluetoothとは非互換)を採用し、通信距離は最長10m。双方向通信により、電池切れやNum/Caps/Scroll Lockの状態をリアルタイム表示する液晶ディスプレーを搭載する。キーピッチは19.05mm、キーストロークは3mm。サイズは幅400×奥行き249×高さ25mmで、パームレストを閉じたサイズは奥行き173×高さ31mmとなる。重量は約1130g(電池込み)。電源は単3形乾電池×4本(直列)。

光学式ワイヤレスマウスも付属する。マウスの解像度800dpi。電源は単3形乾電池×2本。本体サイズは幅70×奥行き113×高さ37mm、重量は約120g(電池込み)。レシーバーはUSB接続で、本体サイズは幅84×奥行き77×高さ42mm、重量は約140g。ケーブル長は約2m。

タッチパッド付きワイヤレスキーボード
タッチパッド付きワイヤレスキーボード

最上位モデルの『VGC-V202RB』は、HTテクノロジPentium 4-3EGHz、グラフィックス機能を統合した865GVチップセット(ビデオメモリーはメインメモリー共用で最大96MB)、512MBのメモリー(DDR400準拠DDR SDRAM)、250GBのHDD(Ultra ATA/100、毎分7200回転)、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。ビデオプロセッサーとして『Motion Reality』を搭載する。液晶ディスプレー部は20インチのワイドタイプ(1280×768ドット/約1600万色表示、クリアブラック液晶、多層ARコート)で、角度調整は-5度~20度。3次元Y/C分離回路やゴーストリダクション機能を搭載したハードウェアMPEG-2エンコーダーカードを搭載する。MPEG録画は高画質で約58.5時間、標準で約114.5時間、長時間では約177.5時間。DV録画は約15時間。

インターフェースは、USB 2.0×4(右側面2、背面2)、i.LINK(S400、4ピン)×2(右側面1、背面1)、1/100BASE-TX、光デジタルオーディオ出力(角型)、オーディオ入力、V.90対応56kbpsモデムなどを装備し、“Giga Pocket Engine”用端子も用意されている。拡張スロットは、メモリースティック(高速データ転送対応)、PCカード(Type II、CardBus対応)を装備する。スピーカー&アンプも内蔵する(5W+5W)。電源はAC100Vで、消費電力は約183W(最大約429W、スタンバイ時約2.7W)。本体サイズは幅551×奥行き288×高さ442mm、重量は約14.6kg。OSはWindows XP Home Edition SP2を搭載し、Office Personal Edition 2003をプレインストールする。PictureGear StudioやDVgate Plusも付属する。

『VGC-V202』は、CPUをCeleron D 330-2.66GHzに、HDDを200GBに変更し、Office Personal Edition 2003を搭載しないモデル。メモリーは512MB(DDR400対応)だが333MHz動作となる。MPEG録画は高画質で約44.5時間、標準で約87.5時間、長時間では約136時間。DV録画は約11.5時間。消費電力は約178W(最大約429W、スタンバイ時約2.7W)。

『VGC-V172B』は、『VGC-V202B』の液晶ディスプレーを17インチのワイドタイプ(1280×768ドット/約1600万色表示)変更し、Office Personal Edition 2003を追加したモデル。MPEG録画は高画質で約44.5時間、標準で約87.5時間、長時間では約136時間。DV録画は約11.5時間。
本体サイズは幅484×奥行き288×高さ288mm、重量は約13.0kg。電源はAC100Vで消費電力は約125W(最大429W、スタンバイ時約2.2W)。キーボードの重量は約0.7kg。

『VGC-V172EB』は、『VGC-V172B』の高画質化エンジン『Motion Reality』を搭載せずに低価格化を図ったモデル。メモリーも256MB、HDDも160GBとなる。MPEG録画は高画質で約33.5時間、標準で約64.5時間、長時間では約103時間。DV録画は約9時間。重量は約12.9kg。消費電力は約112W(最大429W、スタンバイ時約2.2W)。

編集部による予想販売価格は、『VGC-V202RB』が30万円前後、『VGC-V202B』が26万円前後、『VGC-V172B』が23万円前後、『VGC-V172EB』が20万円前後。

ソニースタイルモデル『VGC-V172S』では1GBのメモリーやOffice Professional Enterprise 2003も選択できる。

周辺機器

周辺機器では、“type V”『VGC-V202RB』などに付属するものと同じタッチパッド付きワイヤレスキーボード『VGP-WKB1』と、USBテンキーボード『VGP-UTK2』を10月2日に発売する。

『VGP-UTK2』
『VGP-UTK2』

『VGP-UTK2』は、USB接続のテンキーボード。アルマイト仕上げのヘアライン入りアルミパネル枠(厚さ5mm)を採用し、高級感と剛性感を持たせたという。キーピッチは19mm。キー数は19で“00”キーも装備する。キートップは黒地に白文字となっている。インターフェースはUSBで、電源はUSBバスパワーを利用する。ケーブル長は約80cm。本体サイズは幅86.0×奥行き117.2mm、重量は225g。マウスを接続できるUSBコネクターも備えている。対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me。

編集部による予想販売価格は、『VGP-WKB1』が1万6000円前後、『VGP-UTK2』が8400円前後。

“type M”のカスタマー登録で音楽50曲をプレゼント

同社では、“type M”を購入して2005年1月20日までにカスタマー登録を行なうと、楽曲を50曲(7900円ぶん)プレゼントするキャンペーンを実施する。これは、音楽配信サイト“Mora(モーラ)”からEdyカード(電子マネー対応カード)とカードリーダー『パソリ』を利用してダウンロードにより提供するもので、DVD(1枚)と楽曲20曲(3160円ぶん)を選択することも可能。なお、提供するEdyカードは、バイオオリジナルデザインを予定しているという。

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