FOMAで遠隔操作できるコントローラー
FOMA対応ビジュアルコントローラー |
(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは、FOMAで既存の家電製品などを遠隔操作できるコントローラーの試作機『FOMA対応ビジュアルコントローラー』(以下、コントローラー)を使って、1000名によるモニターテスト(※1)を行なっている。モニターの意見によって市場ニーズを探り、正式な製品化を検討していくという。
※1 モニター募集は5月16日で終了。モニター期間は8月上旬まで複雑な機器にも見えるが、単純に言ってしまえば、コントローラーの内蔵カメラの映像や外部ビデオ機器の映像と音声を、FOMAのテレビ電話機能を利用してモニターできるというもの。
側面にあるPCカードスロットに、FOMAデータ通信カードの『F2402』または『P2402』を装着することで、FOMA携帯電話とテレビ電話形式で通信できる。コントローラー本体に、接続を許可する携帯電話の番号をあらかじめ登録し、発信者番号通知や暗証番号を組み合わせることで第3者の無断使用を防げる。
また、コントローラーは人感センサーを内蔵しており、カメラの前を人が横切ったときにコントローラー側からFOMA電話機に発信することもできる。
このような映像および音声監視に加え、赤外線を発して外部機器をコントロールする機能がある。コントロールできる機器はテレビ、ビデオ、エアコン、リモコン照明、モニターカメラが想定され、主要機器についてはあらかじめ信号がプリセットしてある。もちろん、学習リモコンのように信号を登録して使用することも可能で、想定した機器以外のリモコンにも使える可能性がある。