各IDEコネクタごとにUSB 2.0コントローラを搭載。ハブチップで信号がまとめられ、最終的なUSB配線は1本。 |
データは焼いて退避したら捨てたも同然。心底そう思っている光メディア嫌いの筆者にとって、HDDとは「毎月買い足すもの」。自分に関係するあらゆるデータを手当たり次第に突っ込んだ結果、自宅マシンのHDDはこの1年で1TBを超えようとしている。すでにIDEコネクタはすべて埋まっており、今後どうしようかと思案していたら、タイミングよくうってつけの新製品が登場した。
使用時はこのように接続して、ケースに内蔵する。ケース背面にUSB端子を設けるブラケットも付属する。 |
この製品は、HDDを4台つなげられるIDE→USB 2.0変換基盤。ATXまたはMicroATX規格のケースに内蔵して使用するのだが、秀逸なのは、ATX電源から給電できることだ。電源のON/OFFもケースのスイッチで可能で、格安ATXケースと組み合わせれば、総額1万5000円程度でHDDが4台繋がる外付けケースが手に入る計算だ。怪しい外観に似合わず(?)USB 2.0チップに定評あるNEC製を採用するなど、仕様は至ってマトモ。転送速度もReadが31MB、Writeは28MBと、外付けケースとしてはまずまず高速だ。2枚くらい買い置きしておこうかな?
NEC製のハブチップ(写真)とUSB 2.0コントローラを搭載。接続先からは各HDDが個別の外付けHDDとして見える。 | ATXケースの電源スイッチはJP8の端子に接続する。 |