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月刊アスキー編集部員の本音トーク! コレさえ読めば2004年が分かる!

2003年12月25日 14時19分更新

文● 月刊アスキー編集部

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2004年、ノートPCはこうなる!図2 2004年、ノートPCはこうなる!
[吉川] 水冷はメーカー製PCに載る水冷システムと自作用の、2つのラインがあります。
[小西] メーカー製には入ってくるの?
[吉川] 価格次第。そのへんのブレイクスルーは見えていないけれど、来年は普及にはずみがつくという話ですね。
[小西] 半分くらい水冷マシンになっていたりするのかねぇ?
[吉川] Prescottで水冷っていうシナリオは結構ありえますよね。問題は信頼性で、何年かすると水が減ってっちゃう
[中西] 蒸発?
[吉川] 蒸発じゃなくて、分子が抜けていっちゃう。自作すらできないコンシューマ機ユーザーに、足せってわけにはいかないので、それで材質とかにはかなりの研究がされてきたんだよね。日立のシステムは、リザーブタンクに5年分は積んでいます。
[中西] 結論として、2004年は水冷が半分くらいの製品に載ってくる?
[吉川] いやぁ、ないでしょう。でも、メーカーにとっては高付加価値化、単価を上げるいい材料にはなるからね。
[山口] でも、ビデオカードの巨大なファンがガラガラまわってたらウルサイよね。
[吉川] ビデオチップ用もあるんですよ。HDD用やチップセット用も。水冷の利点って、熱が移動できるってことなんですよ。水冷は水で冷やすわけではなく、静音でもなく熱の移動です。
[外村] 1ヵ所に熱を集めて、そこだけ冷やせばいいってことですね。
[小林Q] いっそ筐体全体をヒートシンクにすればいいのに。
[小林S] デスクトップは今まで空気の流れを考えて設計していたのが、もっと自由な薄型にできるとか、筐体の形が変わってくるという可能性があるよね。
[小西] ラジエータの容積があるからなぁ。薄くして台座に入れるとか?
[中西] 溶けたテーブルにマシンが貼り付いて、とれなくなるかも。


バッテリーはそろそろ頭打ち?

[小林Q] リチウムイオンバッテリーは、そろそろ限界に近付いていますね。これまでコンスタントに年10%ずつ容量が増えてきたのが、頭打ちになりそうだといいます。
[中西] え、どうなるの? リチウムイオンじゃなくなるの?
[小林Q] リチウムはリチウムなんだけど、例えば接点部分でロスを減らすとか、電解質をどうするかとか。
[山口] 容量が10倍になるとかはないのね。
[小林Q] そういうことはなさそうですね。むしろPC側の消費電力がどのくらい下がるかがポイントです。例えばサスペンド時の消費電力はものすごく下がっていて、1997年のスペック表でサスペンド時3Wだったのが、今200mWくらいになっています。
[一同] おお~。


とりあえず話題は豊富な2004年

[小林Q] 2004年は、今ある技術でもっと画期的なことができる気がするんですけどね。すでにあるもので、すごいことをするというのに2004年は期待したいな。
[吉川] それは何? どういう意味?
[小林Q] 例えば、セパレートステレオのようにCPUやビデオといった各コンポーネントが別々のケースに入っていて、それらをIEEE1394bで繋ぎ、自由に構成が変えられる『コンポーネントPC』とか。
[小林S] ほかにないの、そういった新パソコンの構想は?
[吉川] ノートパソコンの中にプロジェクタを内蔵するとか。
[小林Q] ディスプレイと本体の間をワイヤレス化できないのかな?
[中西] SmartDisplayみたいなもの?
[小西] 帯域的に難しいだろう。
[山口] あと、筐体の色は何色が流行るの?
[吉川] 2004年に流行るのは、色よりもむしろ質感だと思いますよ。
[中西] いずれにせよ2004年は、PrescottにDothan、Grantsdale、PCI Expressなど、話題には事欠きませんね。


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