“PT800”を搭載した初のマザーボード「P4VTB」 |
VIAのPentium 4用チップセットとしては、久々の新製品となる“PT800”を搭載したマザーボード「P4VTB」がBIOSTARから登場した。FSB800やDDR400をサポートしながら、実売価格8000円台とかなり安い製品だ。
チップセットはPT800+VT8237 |
“PT800”は、FSB533サポートの“P4X400”の後継ともいえるチップセットで新たにFSB800に対応したのが最大の特徴だ。また組み合わされるSouth Bridgeには、Athlon用“KT600”でお馴染みの“VT8237”を採用。これにより従来のUltra ATA 133に加えSerial ATA RAID機能(0/1/0+1)もサポートされる。そのほか変更点としては、メモリサポートがECCに対応(DDR400まで)したほか、USBが最大8ポートになったところなどがあげられる。なお、North~South Bridge間は533MB/secの8X V-Link接続で変わりはない。
FSB800対応でSerial ATA RAID機能を搭載したマザーとしては、格安といってもよい |
さて、そんな“PT800”を搭載した初のマザー「P4VTB」だが仕様のほうはシンプルな構成だ。オンボードインターフェイスには、“VT8237”によるSerial ATA RAID機能(ケーブル付属せず)のほか、6チャンネル対応サウンド、10/100Baseイーサネット機能となり拡張スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1、DDR DIMM×2(最大2GBまで)となっている。
もっとも注目すべきはその価格で、販売しているスーパーコムサテライトでは8980円とFSB800対応でSerial ATA RAID機能を搭載したマザーとしては、格安といってもよいだろう。今週、Pentium 4用の廉価モデルのチップセットとして“i848P”を搭載した製品が発売されているが、コストパフォーマンスという点では今回の“PT800”搭載マザー「P4VTB」に歩がありそうだ。
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