本日、Linux Cafe di PRONTO秋葉原店でMSIの新製品発表イベント「MSI“MEGA”キャンペーン2003~正直、待たせてスマンかった~」が開催された。そのタイトルの通り、昨日発売されたばかりの同社製オーディオコンポ風ベアボーンPC「MEGA 651」のお披露目がメインで、会場内には同機がズラリと並び、実際に操作して体験できるようになっていた。
「MEGA 651」がズラリ | オーディオコンポ動作中 | |
スペック一覧 | Athlonバージョンは10月予定。デザイン違いのフロントパネルは試作品 |
「MEGA 651」と言えば初登場は3月のイベント。その時点では4月発売予定となっていたが、実際に販売が開始されたのは今週と大幅にスケジュールが遅れていた。MSIによれば、これはまずオーディオコンポのノイズ対策が難航したことと、SARS(重症急性呼吸器症候群)の影響で生産力が落ち、マザーボードやグラフィックカードといった基幹製品を優先させた分「MEGA 651」が後回しになってしまったためとのこと。
また「MEGA 651」はPCを起動しなくても使用できるオーディオコンポ機能が特徴となっているが、その代わりPCを起動すると自動的に電源OFFとなり、同時使用ができない仕様となっている。これについては、オーディオコンポで再生するよりPCで再生するほうが音質が優れているため、PCを起動しているならそちらで音楽を聴いた方が良いと判断したということだ。ちなみに同製品のAthlonバージョン「MEGA 400」は10月発売予定とのこと。
「K8T Master2-FAR」 | 「K8T Master2-FAR」スペック。所々に訂正が… | |
めでたく販売が決定した「Pen-Note 3100」 | 「Pen-Note 3100」スペック |
このほか展示されれていたのは、“KT800”を搭載するデュアルOpteronマザー「K8T Master2-FAR」、そして「MEGA 651」と共に3月のイベントで展示されていたタブレットPC「Pen-Note 3100」などで、共に近日発売予定とのこと。特筆すべきなのは「Pen-Note」で、3月の時点では発売するかどうかすら未定の参考出品となっていたが、日本語入力に抱えていた問題もクリアでき、このたびめでたく販売が決定したとのこと。スペックは3月の時から変更はなく、“Windows XP Tablet PC Edition”ではなく“Windows XP Home Edition”で動作するのが特徴。その分一般のタブレットPCに比べ相当低価格になると見られ、要注目の製品といえよう。
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