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【NetWorld+Interop 2003 Tokyo Vol.18】横河エンジニアリングサービス、認証サーバーアプライアンス『As-F』によるLAN接続認証デモを展示

2003年07月04日 23時25分更新

文● 編集部 阿蘇直樹

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横河エンジニアリングサービス(株)は、横河電機(株)のハードウェアにLinuxと(株)アクセンス・テクノロジーの認証サーバーソフトを収録したアプライアンスサーバー『As-F』を出展していた。

展示されていた『As-F』実機。プライマリー(稼働系)とセカンダリー(待機系)の2台で1システムの構成で冗長化されている。内部にはファンやディスクといった駆動部品がなく、アルミダイキャスト筐体を採用している。また、バックアップ用のバッテリーも内蔵されている。「もともと工場などで利用することを想定したハードウェアなので、信頼性は高いです」(説明担当者)とのこと
展示されていた『As-F』実機。プライマリー(稼働系)とセカンダリー(待機系)の2台で1システムの構成で冗長化されている。内部にはファンやディスクといった駆動部品がなく、アルミダイキャスト筐体を採用している。また、バックアップ用のバッテリーも内蔵されている。「もともと工場などで利用することを想定したハードウェアなので、信頼性は高いです」(説明担当者)とのこと

『As-F』は、アクセンス・テクノロジーのIEEE 802.1x準拠の認証サーバーソフト『fullflex wireless』を収録した認証アプライアンスサーバーで、EAP-TLS、EAP-MD5、PEAPといった認証方法に対応している。OSは横河エンジニアリングサービスがカスタマイズしたLinuxを使用している。システムはプライマリー(稼働系)とセカンダリー(待機系)の2台で構成され、無線LANアクセスサービスを提供する事業者や企業向けに、25ユーザーライセンスで49万円からの価格で販売されている。

ブースでは、同製品を利用した認証サービスを提供しているセグメントとそうでないセグメントを用意し、両方にUSBカメラで撮影した同じ動画を配信して、パソコンをそれぞれのセグメントに接続してみるというデモが行なわれていた。認証サービスを提供しているセグメントにパソコンを接続すると、専用のサプリカント(端末側ソフト)がインストールされていないパソコンは認証に失敗し、動画の受信ができなくなった。そのほか、8月に発売予定の上位機種『As-C』も展示されていた。『As-C』は、1UラックマウントサーバーにLinuxと『fullflex wireless』、簡易CA局(電子認証局)機能をもつソフトウェアなどが収録される。

デモのようす。USBカメラで撮影した動画をLAN内で配信している。ルーターには認証サービスを提供しているEthernetポートと、認証サービスを提供していないEthernetポートが用意されており、認証サービスを提供しているポートにパソコンを接続すると、動画の受信ができなくなるというデモを行なっていた
デモのようす。USBカメラで撮影した動画をLAN内で配信している。ルーターには認証サービスを提供しているEthernetポートと、認証サービスを提供していないEthernetポートが用意されており、認証サービスを提供しているポートにパソコンを接続すると、動画の受信が行なわれなくなるというデモを行なっていた
8月に発売予定の上位機種『As-C』。認証サーバーソフトに加え、簡易CA局の機能も搭載される
8月に発売予定の上位機種『As-C』。認証サーバーソフトに加え、簡易CA局の機能も搭載される

横河エンジニアリングサービス マーケティンググループ課長の八木信彦氏に、アプライアンスサーバーとして販売した理由についてたずねたところ、「認証サービスの重要性は理解されるようになってきたが、ソフトウェアを利用する場合、インストールや設定の方法が分からないというお客様が多くいるので、アプライアンスサーバーとして販売することにした」との回答を得ることができた。

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