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三菱電機、さまざまなデータを対象に全文検索可能な統合ドキュメント管理システム『Manedge Leader』を発売

2003年06月19日 19時38分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は19日、統合ドキュメント管理システム『Manedge Leader(マネッジリーダ)』を同日付けで発売すると発表した。

『Manedge Leader』システム構成
『Manedge Leader』システム構成

『Manedge Leader』では、文書中の言葉の関連性から類似文書を検索する概念検索や、画像やCADデータを含む幅広いデータを検索対象とする全文検索などが可能。検索、閲覧、文書登録といった基本機能に加え、オプション機能として、全文検索、概念検索、文書可視化、テキストマイニング、高性能並列情報検索なども備えている。新開発の知識情報活用エンジン『Knowledge Provider』を組み込んだことにより、ナレッジマネジメント機能を強化し、知識情報活用環境の構築を支援できるとしている。

特徴として、類義語辞書が無くても概念を自動抽出することができる“概念検索機能”、“テキストマイニング機能”、ワープロデータ、画像データ、CADデータなどのさまざまなデータを検索対象にできる“全文検索機能”、検索結果をデータ上に配置できる“文書可視化機能”、1000億文字を1秒で検索できる(パソコンサーバー16台による並列処理の場合)という“高性能並列情報検索機能”などが挙げられる。データ量の増加に対しては、パソコンサーバーを最大256台まで増設することで対応可能。また、パッケージ製品と同じ機能をAPI(Java)で提供するため、ユーザーやSIベンダーが独自のカスタマイズを施したシステムを構築できるという。

操作画面例
操作画面例

電子文書の利用権管理(DRM)機能も組み込め、取り出した文書に対して不正コピーなどが行なえないようにすることもできる(7月上旬より対応予定)。署名延長技術を搭載した原本性保証機能を組み込むことも可能という(10月以降対応予定)。クライアントにはウェブブラウザー『Internet Explorer 5.5』(SP2以上)を利用する。対応OSはWindows XP/2000/NT 4.0/98 SE。

価格は500万円から(ハードウェアやシステム構築作業を含めたシステム価格では2000万円から)、販売目標額は、2005年度までの累計で10億円。同社では、企業全体の文書、図面の統合管理に最適なシステムとして、製造業、流通・サービス業、官公庁向けなどに販売していくとしている。

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