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A・I・ソフト、Excel/Wordに特化したOCRソフト『ワンタッチOCR for Excel & Word』を発売

2003年06月20日 00時21分更新

文● 編集部 栗山博行

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エー・アイ・ソフト(株)は20日、初心者が設定なしでOCR(Optical Character Recognition)を行なえる日本語/英語OCRソフト『ワンタッチOCR for Excel & Word』を7月11日に発売すると発表した。価格は1万2800円(初回限定キャンペーン5000本は9800円)。

『ワンタッチOCR for Excel & Word』『ワンタッチOCR for Excel & Word』

ワンタッチOCRは、スキャナードライバーやOCR読み取りの設定が不要な初心者向けOCRソフト。同社の従来製品“読んde!!ココシリーズ”でも同様に読み取り原稿をExcel/Wordファイル化できるが、大多数のユーザーが文書や表をExcel/Wordに取り込んで利用しているという調査結果に基づき、より簡単にExcel/Wordファイルを作成できるワンタッチOCRを製品化したという。同社では、スキャナーの低価格化、省スペース化により増加したスキャナー初心者などに向け、ワンタッチOCRを販売していく予定だ。

ワンタッチOCRの特徴は、“取り込み”ボタンを押すだけで原稿をExcel/Wordファイルに出力する“ワンタッチ取り込みモード”と、取り込み内容のカスタマイズをウィザード形式で行なえる“ステップ実行モード”の、2つの原稿読み込みモードを搭載している点。OCRのエンジンには『読んde!!ココ Ver.9』と同等のものを採用しており、ワンタッチ取り込み時に問題が起きないよう、表や文書レイアウト、罫線の再現性を高めるチューニングを行なったという。日本語/英語認識用辞書の単語数は、日本語辞書が18万4000語、英語辞書が6万2000語、専門用語辞書が30分野19万語。

“レイアウト再現” “テキストのみ”
読み込みサンプル:Word形式の“レイアウト再現”モード読み込みサンプル:Word形式の“テキストのみ”モード

Word形式のワンタッチ取り込みでは、Wordのテキストボックスを利用して元原稿のレイアウトを再現する“レイアウト再現”と、テキストボックスを使わずにレイアウトを表現する“段組みを再現”、写真などを無視してテキストのみを抜き出す“テキストのみ”の3モードを利用目的に合わせて選択できる。Excel形式の取り込みでは、レイアウトを忠実に再現する“レイアウトを再現”、OCRデータの再利用性に焦点を絞った“データ利用”の2つのモードを搭載する。

“レイアウトを再現” “データ利用”
読み込みサンプル:Excel形式の“レイアウトを再現”モード読み込みサンプル:Excel形式の“データ利用”モード

対応OSは、Windows XP/2000/Me/98。動作環境は、CPUがPentium以上、メモリーが64MB以上(Windows XPでは128MB以上を推奨)、HDD空き容量が140MB以上、および800×600ドット、6万5536色表示以上のディスプレーなど。スキャナーには、TWAIN対応スキャナーが必須となっている。

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