ノイズを軽減するシールドボード「NO-PCI」 | 同社の新シリーズ「アシスト」でおそらく同シリーズ第一弾 |
玄人志向から、PCIバス間のノイズを軽減するとうたうシールドボード「NO-PCI」が発売された。ノイズの出やすいビデオカードなどと、ノイズの影響を受けやすいキャプチャボードやサウンドカードなどの間の開きスロットにこのボードを差すことで、ノイズを軽減させるとうたう極めて怪しい製品だ。
ボード裏面は銅箔で処理されており、電磁放射ノイズも軽減してくれるそうだ | 電源ノイズ軽減用に三洋製OS-CONを搭載している |
実物を見ると、確かにエッジとブラケットを持つPCIカードではあるが、基板には回路パターンらしきものはほとんど見えず、単なる“板”としか言いようのない代物。お馴染みの“玄人志向”のロゴがプリントされた表面には、電源ノイズ軽減用として三洋製OS-CON(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)が搭載されている。また、裏面は全面が銅箔で処理されており、電磁放射ノイズを軽減するとうたっている。価格はコムサテライト3号店で1880円、OVERTOPで1972円。実際の効果のほどは激しく不明だが、PCの“お守り”と思えば最悪腹は立たないかも。
ちなみに、同社の新シリーズ「アシスト」シリーズの製品のひとつで、ショップによると、おそらく同シリーズの製品はこれが初とのこと。ただし「アシスト」シリーズがどういった特徴を持つシリーズなのかに関しては現在不明。玄人志向のウェブサイトには「玄人にキラーパスを届けるイメージ」という、解るような解らないような解説のみが記載されている。
設計ミスにより、1つのコンデンサが極性が逆に実装されていたというもので、使用を続けた場合コンデンサが故障、最悪の場合ショートする恐れがあるとのこと。一度でも電源を投入していれば損傷している可能性が高く、再使用することのないよう呼びかけている。詳しくは玄人志向によるリリースを参照されたい。
修理の申し込み方法は以下の通り。
・玄人志向webmaster宛てに、件名に「NO-PCI修理」と記入し、氏名、郵便番号、住所、購入販売店名、購入日を明記の上、メールを送る。