2月は絶望、3月中も厳しいと噂され、未だ発売の日は定かではないGeForce FXだが、それより先にワークステーション向けGPU“Quadro FX”がデビューすることになりそうだ。TSUKUMO eX.でELSA製カード「NVIDIA Quadro FX 2000」の展示が本日より開始されている。GeForce FXは先日ボール紙のサンプルが展示されたが、今回はちゃんとした“本物”である。
Quadro FXには動作クロックの違いでコア400MHz/メモリ400MHz(DDRII 800MHz)相当の“Quadro FX 2000”とコア300MHz/メモリ300MHz(DDRII 600MHz)の“Quadro FX 1000”の2種類があり、今回お目見えしたのは前者。
GeForce FXの特徴となっている巨大なヒートシンクシステム“FX Flow”は採用されていないが、シロッコファンを採用した大型で厚みのあるクーラーを搭載しており、2スロット分のスペースを消費するのは変わらない。またメモリチップにもヒートシンクが装着されており、フィン形状はヒートシンクから連続する形状となっている。またVRAMは128MBを搭載するが、DDRII SDRAMとなっているのも注目される。
コンシューマレベルでは縁の薄いものではあるが、GeForce FXの今後を占う意味で注目すべき製品といえよう。発売は来週末予定と意外に早いデビューになりそうで、予価は21万8000円となかなかハイエンドな価格となっている。
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