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2002年12月の家庭でのブロードバンドユーザーは1132万人――ネットレイティングス調べ

2003年01月23日 21時02分更新

文● 編集部

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ネットレイティングス(株)は23日、2002年12月のインターネット利用動向調査結果を発表した。

それによると、家庭からブロードバンド環境で利用しているネット利用者の推計値は、前年同月比215%増の1132万人となり、初めて1000万人の大台を超えた。家庭での利用者全体に占める割合も42%に上昇している。一方、ナローバンド環境での利用者は夏頃から減少に転じ、前年同月比15%減の1533万人(全体に占める割合:58%)となった。なお、米ネットレイティングス社の2003年1月15日の発表によると、2002年12月の米国家庭のブロードバンド環境での利用者は前年同月比59%増の3360万人(同:31%)、ナローバンド環境での利用者は前年同月比10%減の7440万人(同:69%)となった。

ブロードバンド環境では1人あたりの平均利用時間は17時間28分、1人あたりの平均ページビュー数は2012PV、ナローバンド環境では1人あたりの平均利用時間は7時間44分、1人あたりの平均ページビュー数は677PVとなり、ブロードバンド環境の急速な普及により、家庭からのネット利用者全体の平均利用時間やページビュー数も増加する傾向にある。また、家庭からの総アクセス時間(利用人口×1人あたりの平均利用時間)にブロードバンド環境が占める割合も、1年前の32%から63%へ上昇し、すでに日本においてはウェブ利用時間の約3分の2がブロードバンド環境で利用されていることになる。

同社では、トラッキング対象の全調査パネルに対してセッションごとに回線接続スピードテストを行ない、実測で128kbps以上の場合をブロードバンド環境での利用と定義している。総務省が毎月発表するADSLやFTTHの普及統計は“加入契約数”であり、1つの世帯契約で複数の人が使用する場合もあるため、実際のブロードバンド環境での“利用者数”は総務省統計値より高くなっているという。

なお、2002年12月のプロパティー(サイトを提供する企業やグループのドメインをまとめた集合体)別のウェブ利用者ランキングは、1位が“Yahoo!”で以下“Rakuten”、“Nifty”、“MSN”、“NEC”。広告主別バナー広告視聴状況は、1位が“Yahoo!”で以下“Amazon”、“Dell Computer”、“Japan Net Bank”、“Microsoft”。ドメイン別バナー広告視聴状況は、1位が“yahoo.co.jp”で以下“infoseek.co.jp”、“geocities.co.jp”、“msn.co.jp”、“lycos.co.jp”。いずれもユニークオーディエンス数(パソコンによる自宅からのアクセスで同一人物の重複を除いた推計利用個人数)でのランキング。

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