米EDS社の製品ライフサイクルマネージメント(Product Lifecycle Management：PLM)事業部門であるEDS PLM Solutionsと(株)エヌ・ティ・ティデータ三洋システム(以下、NTTデータ三洋システム)は21日、NTTデータ三洋システムをEDSのPLM製品である『Teamcenter』の新たな販売代理店とする契約を締結したと発表した。NTTデータ三洋システムは、(株)エヌ・ティ・ティデータと三洋電機(株)の資本提携により今月6日に発足した新会社。
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| 左から、NTTデータ三洋システム取締役の角川征男氏、1人おいて、EDS PLM Solutionsアジア・パシフィック担当プレジデントのHans-Kurt Luebberstedt氏 |
『Teamcenter』は、製品ライフサイクル管理において異なるソフトやモジュール、レガシーシステム間の連携を実現するソフト。さまざまなCAD/CAM(Computer Aided Manufacturing)やERP(Enterprise Resource Planning)、PDM(Product Data Management)システムと互換性があり、要件管理やプロジェクト/プログラム管理、製品データ管理などを行なえる。今回の契約締結に伴いNTTデータ三洋システムは、『Teamcenter』の日本における販売1次代理店として、同製品のコンサルティング、システム構築、カスタマイズ、運用サポート、技術支援等を行なう。
都内ホテルで行なわれた記者会見で、EDS PLM Solutionsアジア・パシフィック担当プレジデントのHans-Kurt Luebberstedt(ハンス＝カート・ルバースティッド)氏は、「今回の販売代理店契約締結は、日本での基盤を高めるための大きな一歩。企業内のERPやPDMなど全製品データを連携させ、いつでも適切な製品データにアクセスできるようにするのがPLM。今後は日本市場により貢献し、企業のビジネスバリューの向上に役立ちたい」と挨拶。また、NTTデータ三洋システム取締役の角川征男氏は、「新会社発足に伴い、PLM事業を強化するため、EDSのTeamcenterを選択した。Teamcenterと三洋の技術力を合わせて事業の充実した展開を図る」としている。
