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Caplio 300G

Caplio 300G

2003年01月04日 01時43分更新

文● 行正 和義

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Caplio 300G

リコー

9万9800円

「Caplio 300G」は、小型で高速レスポンスの「Caplio RR30」をベースに、防水防塵仕様の外装を採用した“ヘビーデューティ仕様”のデジタルカメラだ。

軽快小型デジカメが防水防塵仕様に

RR30レビュー その1
写真A Caplio RR30レビュー(ASCII24 Reviewオリジナル)。写真をクリックすると当該記事に移動します。
RR30レビュー その2
写真B Caplio RR30レビュー(from 月刊アスキー)。
RR30レビュー その3
写真C Caplio RR30レビュー(from アスキー PC Explorer)。

 Caplio 300Gは、有効324万(総334万)画素CCDや光学3倍ズームレンズ、最小0.22秒という高速のシャッターレスポンスといった「Caplio RR30」の基本機能をそのまま継承し、外装部を防水防塵仕様としたデジタルカメラだ。これら基本性能についてはRR30のレビューをご確認いただきたい。

 RR30からの主な変更点である外装は、ボディが一回り大柄になり、樹脂素材のケース自体が肉厚になったほか、グリップ部も大きくなった。ゴムラバーで覆われた大きめのスイッチ/ダイヤルは手袋をしても操作できるように工夫されている。沈胴式レンズが最も伸びる位置までケース外装があり、前面は硬質ガラスでレンズが保護されている。先端部にはフィルタネジ(30mm)が切られており、オプションとして広角側が最短28mm(35mmフィルムカメラ換算時)となるワイドコンバージョンレンズアダプタ(9800円)が用意されている。この種のカメラでは工事現場などを広く収める必要があるための配慮だが、RR30にはアダプタ類(コンバージョンレンズなど)が付けられず、広角に弱い製品がほとんどのデジタルカメラ製品の中では一般ユーザーにとっても特筆すべき存在と言えるだろう。



前面 背面
写真1 本体前面。レンズや光学ファインダ、内蔵フラッシュの位置など、基本的にRR30のハードウェアがそのまま内部に収められているのが分かる。ただしRR30では沈胴時にレンズを自動的に保護するレンズバリアが設けられているが、300Gではさすがに省略されている。写真2 大きめのボタン類が目を惹く背面部。写真では分かりにくいものの液晶モニタ部分も硬質のガラスで保護されている。液晶モニタに表示されるステータスやサンプル画像付きのシーンプログラムはRR30と同じ。
上面
写真3 本体上面。大きめのモードダイヤルなど手袋をした状態でも使いやすくなっている。アクセサリシューはフラッシュ接点はないが、スレーブフラッシュ以外にも外部ファインダやビデオライトなどを装着するのもアウトドアユースらしくて面白い使い方だろう。

 本体上面にはアクセサリシューが設けられ、外部フラッシュを装着できる。ただし、シューにはシャッターに連動する電気的接点がないので、内蔵フラッシュの光を検知して発光するタイプの“スレーブフラッシュ”を使用する必要がある。また、細かい点だが、ストラップ孔はRR30が右側のみだったのに対し300Gでは両側に設けられ、付属のネックストラップで首から下げられるのもアウトドアでは使いやすい。



両側面
写真4 両サイドはレバー式のロック機構が付いた電池室(右)とインターフェイス(左)となっている。

 両サイドは電池室(右)とインターフェイス部(左)となっており、ゴムパッキンの入ったフタは大きめのネジ(レバー)でロックできるようになっていて防水性を高めている。なお、防水といっても、本機の防水性能は“JIS7級”であり、あくまで雨の中での撮影や水洗いなどに耐えられる程度で、マリンダイビングに持って行って水中撮影をするような用途には利用できないの注意されたい。また、耐衝撃機能に関しては特に謳われていないものの、肉厚のケースは擦り傷などには強そうだ。



電池室
写真5 電池室内部はRR30と同一で、単3電池×2本もしくはリチウムイオンバッテリパック(別売)を利用できる。

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