E7505搭載マザーが登場するなか、待ち望まれていたFSB533MHz対応Xeonの販売がようやくスタートした。
Pentium 4に遅れること6カ月、ようやくXeonもFSB533MHz対応となった。発表自体は既に11月19日に行われているがリテールボックスがアキバに登場したのは今回が初となる。今回少量ながら店頭に並んだのは2.4GHzで、倍率は133MHz×18倍。対応するCPUソケットはSocket604であるため従来のSocket603を搭載するマザーに差すことはできない。2次キャッシュは512KBで、Hyper-Threadingテクノロジに対応し、プロセスルールも0.13μmと従来のPrestoniaコアのXeonと同じだ。違いはピン数とFSBだけとなる。
このほかFSB533MHzに対応するXeonは2GHz、2.66GHz、2.8GHzがラインナップが発表されており、今回の2.4GHzと合わせて4モデルが存在する。またそれぞれ1U用ヒートシンクが同梱されたモデルも用意され、リテールボックスは合計8種類となる。
すでにPentium 4では3.06GHzが発表されており、Xeonも3GHzオーバーモデルの登場が期待されているが、非公式の情報によると2003年Q1(1~3月)にリリースされる動きがあるようだ。
今回登場したXeon 2.4GHzの価格は高速電脳で3万4800円(予約分で完売)、ぷらっとホームで3万5800円となっておりFSB400MHz版のXeonよりも3,000~5,000円ほど高い。またぷらっとホームでも数が少ないため売り切れるまでそう時間はかからないだろう。潤沢に出回るまでもう少し時間がかかりそうだ。