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【特別企画】企業のIT武装を推進する グループウェア導入実践ガイド

2002年11月22日 09時32分更新

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また、Webグループウェアを導入する際には、インターネットで利用されている標準的な技術が利用されていることから、セキュリティについても考慮しなければならない。企業の部門、部署、グループで情報共有を実現するということは、裏を返せば、メンバーの誰しもが重要な情報にアクセスできるということになり、そこから情報が外部に漏洩してしまう可能性があるということである。そのため、最近のWebグループウェアでは、アクセス権の設定やアクセス制御の機能を標準的に備えている製品が数多く見られるようになった。企業内で情報を共有しながらも、重要な情報にアクセスできる人間を制限することで、情報漏洩を抑止するという機能である。情報が企業の最重要な資産ともなる現代社会においては、Webグループウェアを導入する際に、このセキュリティ機能はもちろん、Webグループウェアがどのような情報管理機能を備えているかについても、十分に配慮して選択すべきである。

企業にとって必要な情報を、必要なときに、必要なメンバー間で共有し、活用することを可能としてくれる、Webグループウェア。企業の情報の流れを効率的に管理することで、企業の生産性を高め、厳しい競争に勝ち残るための「情報力」を強化してくれる。現代の企業にとって、重要な「ライフライン」ともいえるWebグループウェアの導入を検討してみてはいかがだろうか。

アイサンテクノロジー

みんなでオフィス

導入してすぐ使える簡単グループウェア

http://www.aisantec.co.jp/

測量設計・建設・土木専門のシステムメーカー・アイサンテクノロジーが、これまで培ってきたWeb技術を活用して開発したWebグループウェア。パソコンを使用することに不慣れなユーザーでも、簡単に使いこなせることを基本コンセプトとし、導入から活用まで、専門的な知識を必要とせず、企業における部門・部署、プロジェクトグループなど、組織のIT化を少ない投資で効果的に実現できるのが魅力だ。あわせて、パソコンのヘビーユーザーでも満足できる、充実のグループウェア機能を備えているのが特徴といえる。

トップ画面では、スケジュールや伝言メモの新着情報、未完了の仕事などを確認できる

測量設計・建設・土木専門のシステムメーカー・アイサンテクノロジーが、これまで培ってきたWeb技術を活用して開発したWebグループウェア。パソコンを使用することに不慣れなユーザーでも、簡単に使いこなせることを基本コンセプトとし、導入から活用まで、専門的な知識を必要とせず、企業における部門・部署、プロジェクトグループなど、組織のIT化を少ない投資で効果的に実現できるのが魅力だ。あわせて、パソコンのヘビーユーザーでも満足できる、充実のグループウェア機能を備えているのが特徴といえる。  機能的には、スケジュールや伝言メモをはじめ、わざわざメールソフトを使わなくてもメール送信ができる社内メールや回覧板、ワークフロー、予約機能、掲示板、ToDoリストなど、グループウェアとして充分な全16機能を標準搭載。スケジューラーでは、公開と非公開の設定が可能なため、オフィシャルとプライベートのスケジュールを一括して管理できるほか、他のメンバーの空き時間も見られるので、会議、各種行事などの日程を決めるのに有効に利用できる。また、回覧板やワークフローなどで、新着情報があった際には、あらかじめ指定したメールアドレスに通知してくれる機能も備えている。リアルタイムに情報を閲覧することが可能となり、重要な情報をタイムリーに共有することで業務効率の向上を強力にサポートしてくれる。

スケジュールは、「自分のみ」、「全員」、「部署」ごとに表示を切り替えられる。もちろん、年間、月間、週間、当日の表示も可能

その他にも、実際に使用する人のワークスタイルに合わせて、必要なメニューのみ表示させることができるなど、自分だけのグループウェアとしてカスタマイズできる機能も備えている。導入してすぐに使えるグループウェアといえるだろう。

  • 会社名●アイサンテクノロジー
  • 問い合わせ先●052-950-7500
  • 価格●28,800円(5ユーザー)~

三菱電機インフォメーションシステムズ

ProWebRabbit

優れた情報管理機能を持つグループウェア

http://www.mworld.jp/

スケジュールや掲示板など全9機能というシンプル設計でありながら、高いセキュリティ性能で社内の機密情報をしっかり管理できる、新発想のWebグループウェア。「組織」、「役職」、「グループ」の3つを組み合わせて、会社の組織形態に応じた柔軟なアクセス権の設定が可能。もちろん、組織だけでなく個人単位によるグループ設定も行えるので、より堅牢でセキュアな体制を構築し、活用できる。

「MAIN MENU」にカーソルを当てると、自動的に各メニューがプルダウンで表示される

必要な情報を、必要な人のみで閲覧可能とする機能をはじめ、情報の内容に応じて、社内の部門や部署、役職によってアクセス権を設定できる。参照できる情報を分けることにより、社内からの情報漏洩の抑止に効果が期待できる。また、グループで登録されたスケジュールや個人スケジュールが変更、更新された場合には、メッセンジャーの通知画面がポップアップで、知らせてくれる。グループやメンバー同士で、重要な情報を見逃すことを防止し、効果的な情報共有を実現してくれる。

導入した企業の現状の組織構成に応じて、柔軟に利用者グループ、アクセス権を設定できるのが特徴。現場で役立つ機能が盛り込まれている

一方、高い情報管理機能を備えながらも、操作性に優れ、利用する誰でもが簡単・手軽に使いこなせるように工夫されているのも魅力だ。マウスによる操作環境が実現されており、各種操作メニューの選択もプルダウン式で操作できるほか、スケジュールの登録も、「線を引く」ような感覚で、マウスのドラッグ操作で登録できる。画面構成も変更できるので、作業環境や利用者のワークスタイル、ニーズに合わせて、フレキシブルに使いやすく画面をカスタマイズ可能。高度な情報セキュリティ機能と使いやすい操作性が魅力の、Webグループウェアといえるだろう。

  • 会社名●三菱電機インフォメーションシステムズ
  • 問い合わせ先●03-5445-7635
  • 価格●標準版(50ユーザー):198,000円、標準構成追加50ライセンス:140,000円

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