強力なビデオ編集機能と
オリジナルDVDの作成
画面4 「TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO」はウィザード形式でMPEG-2を生成する。16:9のアスペクト比にも対応。 | 画面5 エンコード方式にVBR(可変ビットレート)を選べば、2PASSなのでエンコード時間こそかかるものの、ファイル容量を最低限に抑えることができる。 |
そしてバイオRZのもうひとつの魅力は、多彩なビデオ編集機能にある。RZ70Pには、プリインストールされた「Adobe Premiere 6.0」専用のトランジションエフェクタ(75種類)/フィルタ(74種類)群「VAIO Edit Components」や、小気味良いクリック感のUSBジョグコントローラが付属し、編集作業の楽しさを増してくれている。しかも、i.LINKから入力したDVの映像をS-VIDEOやコンポジットビデオ端子に出力する(逆も可能)メディアコンバータ機能が搭載されているので、映像をTVの大きな画面で確認しながら編集することもできる。
こうして作成した映像は、PremiereからGiga Pocket向けの形式やMPEG-2形式で出力することも可能だが、友人に配ったり大画面で見てみたいというなら「TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO」を使って、「DVDit! for VAIO」でのオーサリングに最適なMPEG-2ファイルへエンコードしたのち、オリジナルのDVD-R/RWを作るという手もある。デザインの自由度が高いDVDit! for VAIOのほかにも、「Click to DVD」「Simple DVD Maker」というシンプルな操作のオーサリングツールが同梱されているので、DVD制作の敷居はかなり低められている。
写真2 USB接続のリモコン受光部とリモコン、USB接続のジョグコントローラ、新設計のスピーカが付属する。キーボードと光学式マウスはPS/2接続。 |
TV録再とビデオ編集、これらのすべてをストレスなく機能させるためにPentium 4-2.80GHzを採用していることもあって、実売価格は39万円前後と非常に高価だが、大容量のHDDレコーダとビデオ編集&DVDオーサリングシステムを導入すると考えれば、コストパフォーマンスは高い。特に本格的な映像編集に取り組みたいというユーザーにお勧めしたい。
PCV-RZ70Pの主なスペック | |
製品名 | PCV-RZ70P |
---|---|
CPU | Pentium 4-2.80GHz |
チップセット | Intel 850E |
メモリ(最大) | RDRAM(PC800-40) 512MB(最大1GB) |
グラフィックス | Nvidia GeForce4 MX 440 |
HDD | 160GB(NTFS) |
FDD | 内蔵 |
光メディアドライブ | DVD-RW(DVD-R2倍速/DVD-RW等速/CD-R8倍速/CD-RW4倍速/CD24倍速/DVD6倍速)、DVD-ROM(CD40倍速/DVD16倍速) |
スロット | AGP×1(空き0)、PCI×3(空き1)、PCカード(TypeII×1、CardBus対応)、メモリースティック×1 |
通信 | 10/100BASE-TX |
I/O | USB 2.0×4、USB 1.1×2、IEEE1394×2、光角型デジタル出力×1 |
サイズ(W×D×H) | 195×391×380mm |
重量 | 約13.5kg |
OS | Windows XP Professional |
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