BMCソフトウェア(株)は8日、運用管理ソフトの最新版『PATROL7』を発表した。出荷時期は11月で、ライセンス価格は最小構成(“PATROL Central Console”“PATROL Classic Console”“コンソール・サーバ”“RTサーバ”“PATROL KM”“PATROL Agent”)で100万円から。
『PATROL7』は、システム基盤やサービス、パフォーマンスの管理が行なえる運用管理のシステム基盤。これまでの『PATROL』のアーキテクチャーを一新し、システムの安定稼動を図りながら機能拡張が行なえるようになった。
コンポーネント間の接続には、共通のインターフェース“COS(Common Object System)”を採用し、プラグイン感覚で追加や変更が行なえるという。新たにコンソール・サーバをエージェントとコンソールの間に配置し、情報の共有化を図ったことで、各オペレーター独自の画面作成やセキュリティー管理などの複雑なタスクへの対応が可能となった。コンソール・サーバには、暗号化技術、ユーザー/グループ権限ごとの認証、ファイアーウォールへの対応などのセキュリティー機能が搭載されている。コンソールには“ウェブ・バージョン”が追加された。
システム基盤の管理では、サーバー/クライアント/データベース/アプリケーション/インターネットサーバー/ストレージの監視から自動回復処理、分析までの運用管理を行なう。サービス管理では、エンド間のレスポンス測定や、特定業務に関連付けられているサーバーの障害がもたらす影響の監視により、サービスレベルを維持・改善する。パフォーマンス管理では、レスポンスタイムの収集からパフォーマンス分析までのステップを自動化し、パフォーマンスのボトルネック分析から将来予測までを自動的に実行する。
サポート環境は、Solaris、HP-UX、AIX、Windows NT 4.0/2000、Oracle、SQL Server、Lotus Domino、Exchange Server、SAP R/3、IIS、Netscape、Apacheなど。