日本SGI(株)は7日、高度なビジュアライゼーションを可能にする新製品『InfiniteReality4』および『OpenGL Vizserver 3.0』の出荷を同日付けで開始すると発表した。
両製品は、同社が2月に発表した最先端のビジュアライゼーション(可視化)を実現するためのビジョン“Visual Area Networking”に基づくもの。 『InfiniteReality4』は、グラフィックスサーバー『SGI Onyx 3000/300』に搭載するハードウェアのサブシステム。1GBのテクスチャーメモリー、パイプごとに最大10GBのフレームバッファー、毎秒192GB以上の描画性能などを搭載する。価格例としては、『Onyx 300』、『Infinite Reality4』1パイプ、1ラスターマネージャー、2CPU(R14000 500MHz)、512MBメモリー、18GBシステムディスク、OSにIRIX、キーボード、マウス、ディスプレーが付属するモデルで2860万9000円。
グラフィックスソフト『OpenGL Vizserver 3.0』では、最大で16セッションのコラボレーションをサポートし、数100GBデータの画像処理操作をパソコンやワークステーションといったクライアント端末から行なえる。今回、新たに、『Silicon Graphics Octane』および『Silicon Graphics Fuel』などのデスクトップワークステーションがグラフィックス処理用のサーバーとして利用できるようになった。クライアントの対応OSはIRIX、Solaris、Linux、Windows NT/2000/XP。サーバー用のライセンス価格は98万円から。