カシオブースの『EXILIM』コーナー |
富士写真フイルムの目の前にブースを構えたカシオ計算機のブースでは、日本未発売ながら9月17日に早々とリリース発表を行なった500万画素機『QV-5700』を予告どおり大々的に展示。しかし、来場者の人気は薄型コンパクトで200万画素タイプが投入されたばかりの『EXILIM』のほうが高い印象だった。QV-5700は、日本でも発売中の『QV-R4』(400万画素コンパクト機)や『QV-R3』(こちらは日本未発売の300万画素コンパクト機)とともに、砂山のジオラマを囲むように展示された。実機を触ってみたところ、見た目ほどの重さはなく手になじむ形状と表面処理だが、ズームレバーの位置が少々操作しづらく感じた。こちらでの価格は、マイクロドライブ(1GBタイプ)がセットになって999ユーロ(約13万円)。
現時点では、日本での発売に関する発表は一切ない『QV-5700』 | 前面 | |
背面 | 上面 | |
QV-5700の主なスペック
- 撮像画素:1/1.8インチ有効500万画素(総536万画素)CCD
- レンズ:3倍ズームAF(35mm換算34~102mm) F2.0~2.5 キヤノン製レンズ
- デジタルズーム:3.2倍
- マクロ撮影:6~50cm
- シーンモード:ベストショット(5つ標準搭載、100種類から追加可能)
- AEブラケティング:あり
- AF:スポット(選択可能)/ワイド
- 記録解像度:最大2560×1920ドットまたは2560×1696ドット(3:2)、VGAサイズへのリサイズ機能あり
- 液晶ディスプレー:1.8インチHAST液晶(12万2100画素)
- 記録媒体:CF/マイクロドライブ
- 動画撮影:320×240/15fps/30秒 MotionJPEG形式AVI
- 本体サイズ:幅118×奥行き64.5×高さ74.5mm
- 重量:355g(非装備)
- バッテリー:単3電池4本
500万画素コンパクト機と薄型130万画素機でラインナップを拡充 コニカブース
日本未発表の500万画素コンパクト機『Digital Revio KD-500Z』 |
“Digital Revioシリーズ”でデジタルカメラ市場でも着実に地位を築きつつあるコニカも、500万画素モデル『Digital Revio KD-500Z』を出展。筐体はDigital Revio KD-400Z/300Zと共通だが、黒地に金色のロゴというデザインはひときわ目を引く。従来同様、SDカードとメモリースティックのデュアルスロットを持つ。
しかし、個人的には500万画素機よりも薄型コンパクトでEXILIMの好敵手になりそうな、『Revio C2』に惹かれるものを感じる。13.5mmとEXILIMよりも1~2mmほど厚いものの、(すべて発売されるとは限らないが)カラーバリエーション豊富なボディーは指先に突起があって滑り止めになっており持ちやすい。約30~60cmの距離に対応したマクロ撮影機能も、腕を伸ばしての自分取り(カップル撮影)には有効だ(EXILIMは撮影距離が1m以上)。唯一、撮影した画像の再生時にもレンズカバーを開けなければならない(電源スイッチに連動しているため)のは残念だが、起動は速くて操作感は快適だ。
『Revio C2』とコニカブースのお姉さん。逆光で顔が黒く写ってしまってゴメンナサイ |
薄型130万画素カメラで初代EXILIMのライバルとなりそうなRevio C2。こちらも日本未発表 | C2のカラーバリエーションモデル | |
上面はシャッターボタンしかないシンプルさ | 側面にはUSB端子を装備 | |
Revio C2の主なスペック
- 撮像画素:1/3.4インチ有効122万画素(総130万画素)CMOSセンサー
- レンズ:単焦点固定焦点(35mm換算37mm) F2.8
- デジタルズーム:あり
- マクロ撮影:30~60cm
- 記録解像度:最大1280×960ドット
- 液晶ディスプレー:1.6インチTFT液晶
- 記録媒体:内蔵フラッシュメモリー14MB(最高解像度/画質で27枚、VGAで110枚)
- 動画撮影:320×240ドット/10秒間
- 本体サイズ:幅85.8×奥行き13.5×高さ55.8mm
- 重量:70g(非装備)
- バッテリー:単4電池2本
- 駆動時間:100枚(液晶あり)、150枚(液晶なし)、連続45分