暑い季節の到来でがぜん注目が集まる冷却関連アイテムだが、これまでにないユニークな製品が登場した。PCの電源を落とした後も、一定時間ファンの回転を持続させられるタイマーというもので、その名も「Cooling After」(型番:RD7-CA)。ノイズ対策スマートケーブルやカードリーダでお馴染みのVICS Technologyの製品だ。
VICS Technologyのウェブサイトによれば、Cooling Afterを使用するすればPCシャットダウン後ファンをしばらく回転させ続け、PCを速やかに冷却し電子部品への熱によるダメージを最小限に押さえることができる……というのがウリ文句だ。
本体は小柄。回転持続時間のジャンパ設定が記載されている |
制御できるファンは2個までで、マザーボードからファンに至る電源コードを中継する形で接続する。マザーボード上のWOL(Wake on LAN)コネクタから電源OFF信号を読み取り、その後一定時間ファンに電流を流しつづけるという仕組み。本体右側に設けられたジャンパにより、回転持続時間は1分、3分、5分、10分の4段階に設定できる。またPCケースの電源LEDケーブルを接続すれば、電源OFF後ファンが回転している間はLEDが点滅するようになっている。もちろんWOL(Wake on LAN)の出力コネクタもあるのでEthernetカードのWOL(Wake on LAN)機能との共存も可能だ。
本体左側。左がファン電源コネクタ、右がWOLコネクタ。マザーボードからのケーブルはすべてこちらに接続する | 本体右側。左からEthernetカードへのWOLコネクタ、設定ジャンパ、ファンを接続する電源コネクタ |
中継コード、貼り付け用マジックテープはすべて付属。 |
ケースのブラケット部分に固定できるようになっているほか、好みの個所に貼り付けるためのマジックテープも付属。使用されていることは少ないであろうWOL(Wake on LAN)コネクタに目を付け利用したという意味でもユニークな製品といえよう。価格はWonderCityで2849円、クレバリー1号店で2850円、コムサテライト1号店、2号店、3号店で2980円。
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